できるようになってから理解する

僕は娘の算数を教える時、ドリルの答えをそのまま写すように言う時があります。

娘は、「先生が答えを見て書いちゃダメだって」と言いますが、とりあえず写させます。

理由は、まだ頭の中にやり方が定着していない問題は、どれだけ考えても答えは出せないからです。

昨日は、25×36を工夫して計算する問題をやっていました。

今までであれば、ひっ算をして答えをだすやり方をしていましたが、最近学校でやっている「工夫」とは、、

25×36=25×4×9=100×9=900

の様に計算する方法のことです。

娘はなぜ36をわざわざ4×9にしなければいけないのかがわからなかったので、ずっと考えたままその問題で止まっていました。

実際は、ほぼ思考停止の状態だったはずです。

似たような問題の答えを見ていくうちに、25×4=100になることがわかり、先ほどの謎が解けたわけです。

理解することとできることは別です。

先にできるようになってから理解したほうが、しっくりくるものは沢山あります。

英文法もその一つ。

軽く説明してすぐに問題を解かせるより、正解例を沢山与えていくうちに、「あっ、そういうことか」と自分で気づかせるやり方のほうが、効率的だと僕は思います。