会話そのものを楽しむクセをつける

 

 

 

Oさんがレッスンの後、こんな質問を僕にしました。「ちゃんとした文法じゃないと外国人に通じないか?」
僕の答えはもちろん、「そんなことはない」です。
むしろ、コミュニケーション重要になってくるのは、1度通じなかったときに、すぐには諦めないメンタリティーです。
自分の英語に自信を持てない人は、声が小さくなりがちです。
そうすると、話し相手が、よく聞こえなかったから、「えっ、何?」というリアクションを取るのは自然です。
そんな時、「やっぱり発音が悪いから、文で話せていないから、自分の英語は通用しないんだ」とネガティブに捉えて、会話を終了してしまうという結果になることもあるでしょう。
それはとてももったいないことです。
僕が生徒さんに教えることは正しい言い方などではなく、会話で集中するべき部分は英語ではなく、話の内容そのもの。

そのために、レッスンの中で、ジェスチャーだけでものを説明する練習や、連想ゲームを沢山しているのです。
せっかく相手と音楽の話で盛り上がっているならば、文法など気にせず、お互いに好きなアーティストや自分が練習している楽器の話で楽しめればいいんです。

英語力は、会話をした量に比例して、ご褒美として後からついてくるものです。