Daniel Everttの著書、Language The Cultual Toolの中に、このようなことが書いてあります

文化的な背景とは、明らかに人々が言葉にしない部分に見られる

アマゾンに住むピダハンという部族は、「神」という概念や言葉を持ちません

それは彼らが、実際に自分の目で見た物や、見たことがある人から聞いた話以外は信用しないという考え方を持っているからです

なので、ピダハンの人々に神様の話をすると、「それはどんな顔をしている?」とか「誰がその『神様』を見たことがあるのか?」などと聞いてくるそうです

ピダハンの村へキリスト教の布教活動のために行ったはずのDanielは、ピダハンの影響で無神論者になってしまいました

「神」という概念がなければ、「神」という言葉が存在しないのは当然です

それが、ピダハンの文化的背景ということなのです

あるとき、ある生徒さんが、「先生、『お待たせしました』って英語でどういうのですか?」と聞かれたことがありますが、僕は「言わないと思います」と答えました

約束の時間に遅刻すれば、英語圏の人でも相手に謝りますが、順番待ちなどで次の人に「お待たせしました」というのは、文化の中にないということなのでしょう

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