映画やドラマを字幕なしで見ることを、僕は生徒さんにリスニングの練習としてお薦めしています

同じくらいのレベルの生徒さんでも、人によって「英語がよく聞こえてくるようになった」と言う人と、「なかなか英語が聞こえてくるようにならない」という人がいます

レッスンの中でも映画のシーンを見ることがあるのですが、生徒さんを何気なく観察していて感じたのは、同じように映画を見ているようでも、「人によってどのようにそれを見ているのかが異なる」ということです

字幕なしで見るということは、言葉を理解できなければ役者の動きや声のトーンでストーリーを理解しようとしなくてはいけません

なかなか英語が聞こえてこない生徒さんは、「かなりの割合で目で見ているものに集中をしている」ので、知っているはずの英語を役者が言っていたとしても、聞こえていません

逆に、リスニングの練習と割り切って、ストーリーの内容よりも役者のセリフ(耳で聴く)方に集中している生徒さんが、よく英語が聞こえてくるようになっているようです

人間は一度に2つ以上のことに集中ができないので、目に集中してしまうと、聞こえているものも「だた聞こえているだけ」になってしまうということかもしれません

これからは生徒さんに対して、映画をリスニングの練習に使うときは、「見ないで、聴く」ようにアドバイスしてみようと思います

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