昨日はM君のレッスンが終わってから、非言語コミュニケーションについての話をしました

言語以外の手段でコミュニケーションをとれば、それは非言語です

例えば、自分の友達が最近元気がないといううわさを聞いたので、その友達に電話をかけたとします

彼女は、「大丈夫だよ、ありがとう」と言いました

言語だけで判断すれば、「なーんだ、大丈夫なんだ、よかったよかった」と、安心できるかもしれません

だけど、「大丈夫だよ」と言った声のトーンは明らかにいつもより低く、元気がなさそうです

これに気がつけば、「おいおい、全然大丈夫じゃないでしょ」と思うはずです

なぜ気が付くかというと、「声のトーン」という非言語の表現で、彼女は「まだ元気ではない」ことを訴えていたからです

僕が英会話のレッスンの中で、英語を正しい文法で流暢に話すこと以上に非言語の表現を大切にするのは、自分の話を聞いている相手は「この人は本当は何を言いたがっているのか」というのを、言葉以外の部分で感じとっているからです

初対面の人に対して、相手の目を見ながら笑顔で「お会いできて嬉しいです」と言うのと、相手に背を向けて「お会いできて嬉しいです」と言うのでは、相手の受け取り方は真逆になるはずです

人間は、本当に相手に伝えたいことは、言語ではないもので発しているのだと僕は思います

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