山田雄一郎氏の著書、「英語教育はなぜ間違うのか」からの引用です

「(小学校の英語授業が)中学校の英語を前倒ししたのではコミュニケーション能力は身につかないのであれば、中学校英語そのものが学習指導要領の目標を大きく逸脱していることになる」

「(小学校の英語が)」の部分は、僕が付け加えました

小学生の時は英語を楽しんでいたのに、中学生になって急に英語がつまらなくなったという話は、時々耳にします

これは単に、中学生になって、勉強の内容が突然難しくなったからなのでしょうか?

それもありそうですが、他の理由の一つとして、小学校と中学校では、英語に対するアプローチがかなり違うからだと思います

英語についての知識をちょっとかじる程度が学習指導要領の目標であれば、これはそんなに問題にはされないはずです

本気で英語でコミュニケーションをとれる人を増やしていくことが目標ならば、小学校と中学校の連携はとても重要だと僕は思います

なぜなら、英語を使えるようにするためには、習うこと以上に反復練習に時間を費やす必要があるからであり、小学校で中学校の前倒しができれば、中学校に上がってから英語を使う練習をする時間をより多くとれるからです

そういう意味で、僕は山田氏の「小学校英語は中学校英語の前倒しであるべき」という主張に同感です

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