「馴れ初め」を英語で説明する
ここ1年、抽象的な日本語の単語を英語で説明してもらうエクササイズをやっています。
例えば、「馴れ初め」、「恩人」、「納品」などの表現です。
これをやっていてわかるのは、英語力があるから説明が上手いということではないということ。
逆に、英語力はまだまだでも、説明できる人はいるわけです。
そもそも、何故こんな難しいことを英会話上級者でもない生徒さんにやってもらっているかというと、メンタルを鍛えるためです。
実践の会話になったとき、ちょっと込み入った話や深い話になると、「これは難しくて伝えられない」、「説明できないだろう」と最初から決めてしまって、"I don't know.”で話を切ってしまう状況はよくあることでしょう。
こちらから何か発信すれば、数パーセントは通じるものです。
伝えなければ、当然ゼロ。
会話を楽しむというのは、文法的に正しく言えて満足するということではなくて、相手と情報の共有ができたり、伝えたい事を自分の言葉で直接言うことだと僕は思うのです。
生徒さんたちにとっては、確かに疲れるエクササイズの一つですが、これらを乗り越えて、ぜひとも実りのある英会話を沢山してもらいたいです。