娘には、沢山の絵本の読み聞かせを毎日行っています
娘を観察していると、会話の中で絵本に出てきた登場人物のセリフを沢山引用しているのに気が付きます
こう考えると、大人が外国語を勉強するときのように、使えそうなフレーズや文を丸暗記して使いながら母語を獲得しているような気がしてきます
だけど、丸暗記したものを使うだけでなく、動詞の時制やその他の活用をいつの間にか使い分けて話せるようになる様子は、大人が外国語を身に付けるのとは違うように見えます
universal grammar(普遍文法)は人間の頭の中にすでにあると、チョムスキーによって提唱されていますが、それにしても大人と子供の学習の質が違うのは、とても不思議なことです
大人はすでに子供よりも多くのことを知っているので、他の言語を学ぼうとしたときに、何らかのバイアスが学習を邪魔したり遅らせていることが、大きく関わっていると僕は思います
「先入観」や「羞恥心」などの心理的な要素を考慮することは、言語を教える人にとってはとても大切なことだと、僕は感じています
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