どうすれば伝わるかをよく考える
Yちゃんは小学6年生で、OFFBEATでレッスンを受け始めて半年ちょっと過ぎました。
もともと少しシャイな性格で、話す声もどちらかというと小さめで、自分から何か言うタイプではありません。
そんなYちゃんも、若干ですが、コミュニケーションで伸びた部分が2つあります。
1つが「まず何か言ってみて相手の反応を見る」ということ。
先日、ロールプレイの練習で、洋服屋さんで買い物をしているという状況の中で、店員さん(僕)にYちゃん(客)がどこでお会計をすればいいか聞くというものがありました。
英語の単語1つも頭に出てこなかったみたいで、"Reji dokodesuka?"(レジどこですか?)と店員に聞きました。
もちろん相手は日本語を理解できないことになっているので、言葉だけでは何を伝えようとしているのかの判断は難しいでしょう。
ですが、Yちゃんは商品を手に持っているジェスチャーと、指を色々な方向に向けて何かを探していることを伝えてきたので、僕が"Money?"と聞いてみたら、Yちゃんは"Yes."と答えたので、僕は会計をする場所を"That counter."と教えました。
Yちゃんがアクションを起こしたから、店員が反応できたのです。
2つ目は工夫する力がついてきたこと。
同じく洋服屋さんの設定で、春秋用のジャケットはどこにあるか店員に聞いてもらいました。
Yちゃんはまだ「春」や「秋」の単語を英語で覚えていなかったので、店員に対して、"April October jacket, please."と言ってきました。
4月だから春、10月だから秋という発想は僕にはありませんでした。
実際に外国でこれが通じるかどうかはわかりませんが、言葉を違う表現に置き換える発想は、持てるようになってきました。
OFFBEAT英会話教室はコミュニケーションを第一に考えているので、文や表現の正しさよりも、まずは伝える勇気を持つことを優先しています。
そういう意味で、Yちゃんは順調に伸びています。