中学生のお子さんを2人持つ、ある主婦の生徒さんからこんな話を聞きました
「『勉強しなさい』と言っても全然やろうとしないんです」
お姉ちゃんの方は特に受験生だったので、お母さんとしても心配だったのだと思います
僕はそのお母さんに、「『勉強しなさい』というのは、やめましょう」とだけ伝えました
「勉強しなさい」とか「もっと頑張りなさい」ということは、本人に対して「全然勉強をしていない」、「頑張っていない」と暗示を与えていることになるからです
そう言うかわりに、お姉ちゃんが第一志望の高校へ行きたくなるようなことを沢山言ってみるようにアドバイスしました
しばらくして、そのお母さんから「お姉ちゃんが本気になりだした」と話してくれました
僕は、お姉ちゃんに対してどんな言葉をかけたのかそのお母さんに興味があって聞いてみました
お母さんが言ったことは、「第一志望の高校には、各教室にエアコンが付いていて年中快適だけど、第二志望の高校にはエアコンがないから、夏は暑いし冬は寒い思いをしながら毎日授業を受けることになるね~」だったそうです
お姉ちゃんは今、第一志望だった高校に通っています
人は、どんな方法で心に火が付くのかがそれぞれ違うので、面白いものだなと感じました
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