娘さんのことが気になったお父さんからの電話

 

昨日は、中学1年生になったばかりのYちゃんのお父さんから電話をいただき、「Yを一旦やめさせようか考えていて、それで相談したい」とのことでした。

理由や状況を色々聞かせてもらう中で、「家で英会話レッスンの復習や予習をしないことと、どれだけ上達しているのかというのが見えにくい」という2点を気にされていました。

僕はこの2点に関して、一つずつお話しさせてもらいました。

一つ目、Yちゃんが家で何もしないのは、僕がやらないように伝えてあったからというのをまず伝えました。

OFFBEATのレッスンでは、小学生のうちから非言語の表現も含めて、自分が伝えられる術を何でも使える意識を養っていくので、それを英語環境ではない家庭で練習することは難しいと僕が判断したからです。

片言ですらコミュニケーションをとれないレベルの人が文で話す意識をもってしまうと、会話の途中で作文する時間が増えてしまい、会話のテンポが悪くなります。

自分の体全体を使って会話をする習慣早いうちから身につけるためにそうしています。

二つ目の、上達度がわかりにくいという点に関しては、英語と英会話は違うものとして考えるべきという僕の考え方を伝えました。

TOEICの点数が900点近くあるにもかかわらず、会話になると驚くほどできなくなる方だっています。

英会話やコミュニケーションの能力というものは、テストのスコアなどの数字で表すことは困難です。

レッスンを始めて2年のYちゃんは、今の時点では英語のテストを受けてもまだ結果は良くはないでしょうが、例えば一人で飛行機に乗ってロサンゼルスの空港で降りて、近くのヒルトンホテルに一泊し、その辺でレストランを見つけて食事をするくらいのメンタルはすでに持っています

約20分かけてお父さんと話をする中で、Yちゃんが順調に上達していくということを少しはイメージしていただけたみたいで、今後も続けていく方向に決めたと最後に言われました。