新聞を投げて配達?
レッスンのエクササイズで、2人のうち一人が命令し、もう片方の人がそれを行う練習をCさんとしたとき、このような質問をされました。
「『新聞を配達しなさい』と私が言ったら、先生は新聞を投げてましたけど、実際はそうやるんですか?」
アメリカでは新聞を各家の前に投げるイメージだったので、僕はそうしましたが、他の国ではそもそも新聞を配達するのかどうかもわからないと、僕はCさんに答えました。
「新聞配達」という言葉一つをとっても頭に描く絵が人によって違うということは、文やストーリーになったときは、聞いている人が10人いれば10の異なる絵がそれぞれの頭の中で描かれるということです。
人が会話をするとき、似たような絵をお互いに頭の中に持っていれば話はより通じやすく、逆に持っていなければ、ネイティブスピーカーどうしでも話が噛み合わないことはあります。
「会話で大事なことは、お互いの絵を共有すること」を意識できれば、より実りのある会話にできるでしょう。