レッスンのエクササイズの一つに、「生徒さんが沢山の写真の中から一つを選び、それを見ながら僕に対してその写真について説明をして、僕は生徒さんがどの写真の説明をしているのかを当てる」というものがあります
写真は、ベッド、アイロン、パジャマ、ガムテープなど、見てすぐ何かわかるものです
昨日はFさんがこのエクササイズにトライしました
Fさんはボキャブラリーがあり、文法をよく知っているので、説明しようとしたときに、上手く文ができればとてもわかりやすい説明になるのですが、頭の中で文が上手くできなかったときは、ピタッと口も体も止まってしまいます
全てが止まったとき、僕はFさんから何も「読み取る」ことができません
なので、昨日はFさんに対して、「説明の際に単語2つまでしか使ってはいけない」と、条件を与えてからやってもらいました
例えばパジャマを単語2つまでで説明するとしたら、”sleep, wear”、だけしか使えません
単語2つだけではもちろん相手に通じないので、あとは必然的にジェスチャーや顔の表情など、言葉以外のものを使って説明しなくてはいけません
多くの生徒さんは、このエクササイズをやる時には、立ち上がる、歩く、時には教室から一度出て、入ってくるなど、工夫をします
僕は単語力や文法力があるFさんに対して、意図的に、なるべく英語を使わずに表現する練習をしてもらいました
会話中に何も言葉が出なくなったときに助けてくれるのは、それ以外の表現方法だからです
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