Fさんの英会話力は、一人で外国へ行ってもほとんど困ることがないくらいのレベルがあります
彼女のまわりにいる人も羨ましがるくらいコミュニケーションはとれます
それでも、Fさんはずっと不満に思っています
なぜかというと、自分の英語力がちっともあがっていないと思っているからです
十分に会話ができていたとしても、Fさんの中では、「また同じ単語しか使うことができなかった」、「勉強して覚えたはずの表現をなかなか会話で使うことができるようにならない」と思っているそうです
レッスンをするたびにFさんがこのことについて相談をしてくるのですが、僕の答えは一つ、「英語力をつけることをゴールにしないでください」です
外国の人とコミュニケーションをとることによって、自分が何を得ることができるのか、相手と自分の考え方の違いを知ること、などが重要であって、英語とはその道具でしかありません
このことを心の深いところで理解してもらうためには、僕も同じことを言い続ける必要があります
「英語の先にあるものを目指してください」
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