英会話において、コミュニケーションをある程度取れるようになる前に文法などを導入しないのは、僕なりの考えがあってのことです
文法などのルールを先に教えると、習っている人はどうしても実践の会話の中でそれを使いたくなって、頭の中で文を作る時間ができてしまい、会話の流れがスムーズではなくなってしまうことがよくあるのです
英会話のレッスン中に、会話をしながら頭の中で文を作ることは、相手が先生であったり同じ学習者であるから理解して待ってもらえるのです
レッスンと実践をはっきりと切り替えられる人ならば、それはいいことだと思います
しかし、アメリカへ旅行へ行って、映画のチケットを買うのに「チケットを大人1人分ください」と伝えたいだけなのに、文を頭の中で作るのに20秒もかけていたら、相手はイライラしてしまうかもしれません
僕が実践の英会話で一番気にすることは、会話の流れがスムーズかどうかであり、話す人の英語がスムーズなのか片言なのかは大した問題ではありません
キレイな文で伝えることができるというのは、話し手が満足することで、もし聞き手がそのキレイな文を理解できていなかったとしたら、それは話し手の伝え方が聞き手に合わせてあげることができていないのかもしれません
よく生徒さんに話し相手と頭の中ので同じ絵を描けるようにしましょうと伝えますが、これはコミュニケーションにおいて大切なことだと僕は思っています
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