K君のジレンマ
K君は高校2年生、静岡では最も偏差値レベルの高い学校へ通っています。
OFFBEATへ通いだしたのは5年生の終わりくらいから。
そんなK君が、レッスンのエクササイズが終わって英語での雑談の時にふと、こんなことを呟きました、「学校で勉強すればするほど、しゃべれなくなっていく」、「以前の方がもっと話せていた。」
ボキャブラリーを増やし、学んできた文法を使えば会話がよりスムーズになると、K君の中では想像していたのかもしれません。
実際には、やればやるほど反比例するかのように話せなくなっていく。。。
本人も言っていましたが、正しく言おうとしてしまい、頭の中で考える時間が増えたというのは事実です。
要するに、会話のテンポが遅くなったということです。
彼の中では、学校の勉強は受験に必要なことだから手を抜けない、一方で、もっと英語でのコミュニケーションも上達させたいのが本音でしょう。
レッスンが終わってから、僕はKくんに、英語の勉強と英会話を意識して分けることをアドバイスしました。
コミュニケーションにおいて彼に今最も必要なのは、文を作ることを気にせず、人とリアルに通じ合う経験を沢山することだと、僕は感じています。