トライしてみるかどうか
Yちゃんは中学1年生、OFFBEATで英会話を習い始めて2年が経ちましたが、最近、自分が話したいことを何とか英語だけで伝えようという意識が強くなってきたように感じます。
今日のレッスンでは、「自分のいとこ(21歳)のお兄ちゃんが、就職活動で焼津市役所から今日内定をもらった」と表現するのを、5分くらいかけて何とか伝えきりました。
まだまだ文で言うことは難しいので、文字通り単語を並べるやり方です。
“My father, brother, kid, 21 year”、「私の父の兄弟の子供21才」という具合に、ジェスチャーを交えて表現しました。
僕がレッスンで大事にしていることは、込み入った内容の話だからといって話すことを最初から諦めないこと。
Yちゃんの英語力はボキャブラリーも文法もまだまだですが、話したい事を英語で伝えてみようとするマインドセットが出来上がっています。
日本の中学1年生の何パーセントが、「自分のいとこ(21歳)のお兄ちゃんが、就職活動で焼津市役所から今日内定をもらった」ということを英語で言おうとトライできるでしょうか?
ほとんどの子が、「いとこ、就職活動、市役所、内定」をまだ習っていないから言えないと、トライすることすら出来ないでしょう。
英語を知っていてもトライすらできない人よりは、片言でも伝えきれる力を持っているYちゃんの方が会話を楽しめていると思います。
大切なのは、知っているかとか言えるかどうかではなく、トライしてみるかどうかです。