パフォーマンス中は考えてはダメ
今日はTさんにウクレレを教えていました。
Tさんは5曲くらいは何も見ずに演奏することができます。
サザンオールスターズの「真夏の果実」という曲を弾いていたら、途中の部分をド忘れしてしまったらしく、ピタッと止まってしまいました。
その時Tさんは、「思い出そうとして一瞬考えたら、頭が真っ白になった」と言いました。
人間は、考えると、頭も体も止まってしまうようになっているみたいです。
逆に言うと、普段やっている行動や会話の多くは、無意識がやっているということです。
最初は意識をしながら訓練をして、無意識化できたものが、上手にできるということなのでしょう。
楽器もそうだし、スポーツも同じことです。
現役のサッカー選手で世界最高と言われる、リオネル・メッシ選手のインタビューを見たとき、「ドリブルをしているときはどんなことを考えているか」という質問がありました。
質問に対し、メッシ選手は、「考えていない、考えるとボールを敵に奪われる、体が勝手にそう動く。」と答えていました。
高いレベルで何かできる人は、高いレベルの訓練を反復しているということでしょう。