Mくんが一昨日のレッスンを最後に、OFFBEATを卒業しました

約半年間、通いました

彼は静岡大学で理系を専攻していて、これから実験とそのレポートと就職活動に多くの時間を費やすことになります

そもそも、MくんがOFFBEATに来てやりたかったことは、就職活動の際に英語のテストで出ると予想される、リスニングテストで点数を取れるようにすることでした

実際に、半年前にMくんと英語で会話をやり始めたころは、僕が話していることのほんの一部分しか理解できていない印象がありました

それでも彼はコミュニケーションをすることから逃げることなく、毎回のレッスンに必死でついてきてくれました

一昨日、彼の最後のレッスンのときに、僕はMくんに「この半年で、OFFBEATで何か得たものはあったか」という質問をしました

彼は、「今年行ったアジア旅行のときに、現地の人と沢山会話をするための勇気をOFFBEATでもらった」と答えてくれました

もともとMくんはリスニング力をつけたくてOFFBEATに通い始めたので、「ちょっとだけ英語が聞こえるようになった」というような答えをするのかと僕は思っていたのですが、「勇気をもらった」という彼の言葉が、とても嬉しかったです

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先日、古着屋を経営している友人とコミュニケーションについての話をしました

コミュニケーションといっても、人がお互いに面と向かった状態ではなく、特にメールなど、機会を通した手段を使ってのやり取りについて話をしました

僕が気になっているのは、自分が相手に連絡することがあってメールをしても、何も反応が返ってこないことがしばしばあることです

「了解です」とか「オッケー」だけでも返信をもらえれば、僕は相手に自分のメッセージが届いていることを確認できたことになるので、安心できます

それが、何も反応がないと、何かの手違いで相手に自分が送ったメッセージが届いていないのではないかと、心配になることがあります

こんなことを友人に話したら、彼も、「それは最近よくあるよ」と言っていました

メッセージをもらった相手からすると、自分の中では了解してるので、そこでコミュニケーションが完結しているのかもしれません

これは大した問題ではないのかもしれません

ただ、僕が違和感を感じているだけです

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人間は不思議なもので、一度に一つのことしか意識を向けることができません

これを知っているだけでも、コミュニケーションに役立つと思います

例えば、本を真剣に読んでいたりテレビに夢中になっている人に話しかけても、だいたい返事は「う~ん」とか「わかった」くらいで、実際には話そのものを覚えてすらいません

なので、時間が経ってから「で、なんだっけ?」となります

そういう人に対して「なんで話をきいてくれないの?」と怒ったとしても、相手からすれば「なんで本(テレビ)に集中してるときに話しかけるの?」と思うかもしれません

何かに集中をしている人に話しかけたいときは、ちょっと観察して、その人の集中が切れたと感じた瞬間に話しかければ、聞いてくれる確率はより高くなると思います

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Fさんの英会話力は、一人で外国へ行ってもほとんど困ることがないくらいのレベルがあります

彼女のまわりにいる人も羨ましがるくらいコミュニケーションはとれます

それでも、Fさんはずっと不満に思っています

なぜかというと、自分の英語力がちっともあがっていないと思っているからです

十分に会話ができていたとしても、Fさんの中では、「また同じ単語しか使うことができなかった」、「勉強して覚えたはずの表現をなかなか会話で使うことができるようにならない」と思っているそうです

レッスンをするたびにFさんがこのことについて相談をしてくるのですが、僕の答えは一つ、「英語力をつけることをゴールにしないでください」です

外国の人とコミュニケーションをとることによって、自分が何を得ることができるのか、相手と自分の考え方の違いを知ること、などが重要であって、英語とはその道具でしかありません

このことを心の深いところで理解してもらうためには、僕も同じことを言い続ける必要があります

「英語の先にあるものを目指してください」

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今年に入って、単語集を全て文字から写真に変えました

文字よりも画像を見ながらの方が単語が頭に入りやすいと考えたからです

最近になって感じたことは、単語などを長期的に覚えている状態にするには、頭の中で絵にすることが重要になるということ

目の前にある画像を見ること以上に、頭の中で想像した絵は臨場感をより高く持てるからだと思います

これをレッスンの中で、どうすれば頭の中で単語を絵にすることができるかを考えたら、その単語を話題にして会話をすることだと考えました

今年に入ってからは、沢山の単語を画像を見ながらリピート練習するところで終わっていましたが、これからは、なるべく練習した単語を会話の中に入れる工夫をしていこうと思っています

例えば、犬の写真を見て”dog”と練習するだけでなく、生徒さんに犬を飼っているか、犬が好きだとしたらどんな種類が好きか、などと質問をしながら単語を話題に会話をします

こうすることで、生徒さんそれぞれが”dog”を頭の中で絵にしながら臨場感を高めていけるかなと思っています

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