「英語が上手」から「コミュニケーションが上手」へ

 

Jくんは現在小学3年生(本来は5年生からが対象)ですが、通っていた幼稚園が少し特殊で、ほぼ英語のみで生活をするところだったので、すでに英会話はできています

彼は英会話を学びにOFFBEATに通うというよりは、今の英語力を維持するところからのスタートになります。

彼と会話をしていてわかるのは、頭の中で英語を英語で瞬時に理解していること、文を頭の中で組み立てることはせずに話すことができること。

それと同時に、沢山の英文のストックが頭の中にあって、それを上手く使って話をしているので、今まで話したことがない話題で話すことや、ものを説明することは、まだスムーズにいかない部分もあります。

先日のレッスンで、Jくんが週末に観てきた映画、「鬼滅の刃」について色々と話してもらいました。

5分ほど話してもらいましたが、小学3年生にとって、5分間一つの話題について話をすることは大変だったと思います。

単純に英語ができるだけではなくて、聞いている相手が理解しやすく話すことや、言葉だけではない部分から相手のことを察する力を伸ばしてもらえれば、きっとJくんは、コミュニケーションが上手な大人になると僕は信じています。

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話を上手くまとめる力

CさんはOFFBEAT英会話教室に通い始めて、3年くらいが経ちました。

以前、Cさんは「いつも自分の話は取っ散らかってしまって、何を話しているのかが自分でもわからなくなる時がある」ということを話していました。

最近、絵本の1エピソードを2分で読んで、本を閉じて話を要約する訓練をやり始めました。

お話は10ページから13ページ程度で、子供用の絵本なので、内容は複雑なものはありません。

この絵本を要約する訓練で、読んで頭の中に描かれた話の世界を言葉で表現する練習から始まり、これが上手くできるようになってきたら、今まで見たドラマや映画のあらすじを短く表現する練習などできたらいいかなと思います。

人前で話す時もそうですし、友達との雑談にも役立つ訓練なので、時間をかけながら「話を上手くまとめる力」をつけてもらえたら、僕としてもうれしいです。

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正解がわからないと発言できない人はどうする?

中学1年のAちゃんはとてもシャイで、日本語で話しても会話が全くと言っていいほど続きません。

それでも英会話を習いたい当教室へ通っているので、Aちゃんは会話をしたくないわけではないと僕は考えています。

今まで色々なエクササイズを試してわかったことは、Aちゃんは音読をするときは声が出るということ。

ですから、正解が目の前にあるものは、少しの勇気を出して口から出すことができるわけです。

会話になると、例えば僕が”I went to see movies last Saturday.”(先週の土曜日に映画を見に行ったよ)と話しかけると、反応が”Yes.”だけになることがほとんどです。

僕が思うのは、Aちゃんは、どう返せばコミュニケーションとして正解なのかわからないので、とりあえず”Yes”とだけ答えている気がします。

最近、説明のエクササイズを導入してみました。

タブレットに入っている沢山の画像の中から一つを選び、それを日本語を使わずに説明して、僕がそれを何か当てる練習です。

これをやる前に、Aちゃんに伝えたことは、その画像から連想できる単語をできるだけ沢山言うこと、ジェズチャーを使って大きさや形を表現すること。

これらは、少しずつできるようになってきました。

次の課題は、自分が思ったことを伝えたり質問したりするときに、説明の練習と同じ考え方でできるようになることです。

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「英語を道具として使いたい」

KさんはTOEIC のスコアが800点を越えていて、周囲からは「英語ができる人」というふうに認知されているそうです。

それでもKさんが納得いかないのは、ただただテストの点数がいいだけで、英語を道具として全然扱えていないという点です。

Kさんは当教室のレッスンでとにかくガムシャラに英語をアウトプットして使う訓練をしているところです。

今の彼女に一番必要なのは、それ。

もうひとつやって欲しいことは、音読

Kさんがほぼ100%理解できる内容の会話を選んで、僕と一緒に音読を沢山やるようにしました。

頭の中で文を作らなくてよくなるまで、これを継続しようと考えています。

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「ザ・メンタリスト」

最近アマゾンプライムで、アメリカのドラマ「ザ・メンタリスト」を見ています。

主人公のパトリックジェーンは、CBI という警察のような組織のコンサルタントで、独特な方法で殺人事件の犯人を見つけ出します。

被害者の指、靴、使っている香水などから職業を推測したり、容疑者をわざと怒らせたり嘘を言うことで揺さぶりをかけて犯人かどうかを見極めるのが得意です。

メンタリストを仕事にしている人は実際にいますが、彼らに共通している点は、コミュニケーションにおいて、普通の人があまり注目しなそうな部分を観察していることです。

占い師、マジシャン、もちろんメンタリストになりたい人にはオススメのドラマです。

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