IさんがOFFBEATに通い始めて半年になります
今日はレッスンが終わった後、Iさんが「最近英語が楽しくなってきました」と言いました
この半年間はどんなことを考えながらこちらに通っていたのかは気になるところですが、僕としては嬉しかったです
英語が楽しく感じるようになったきっかけは、Iさんが彼氏とバックトゥザフューチャーのDVDを鑑賞したときに、彼氏が字幕なしで試しに観はじめたことだったらしいです
話を聴き取れるとまではいかないまでも、何となく話していることが少しわったらしいのです
半年前のIさんは、レッスンでは言いたいことが一言も英語で出ず、歯がゆく感じていたのでしょう
今日のレッスンでは、最初の約15分間、今通っている自動車教習所にいる怖い教官の話をしてくれました
Iさんが帰る前に言った、「これから更に楽しくなるのかな~♪」という一言が僕の心に残りました
高校生のS君はOFFBEATに通い始めて3~4か月になりました
初日は“How are you?”と聞いたら“Yes”と答えてしまうほど、ガチガチに緊張していたのを覚えています
最近はちょっと心に余裕が出てきたみたいで、僕が言ったことを理解できなければ、“Pardon?”と返せるようになりました
彼を見ていると、気合いを入れて英会話を勉強しているのではなく、その真逆で、無心になって僕が毎週準備したエクササイズをこなしているように思えます
緊張からリラックス状態になったときに、目の前にある英語に集中できる状態ができるのでしょう
これを継続さえすれば、彼はきっと伸びるでしょう
彼は今2年生なので、3年生になった時に、受験用の勉強に切り替えたいと言い出さないことを願います
最近僕や妻の言うことをマネする娘を観察しています
まず、「バス来た」というようになりました
だけど、「バス来た」と言ったことを理解できるのは、多分僕と妻だけです
他の人が聞いたら、「レロレロら~」に聞こえるかもしれません
娘は、僕や妻が何かを言った後に、繰り返して同じことを言っているみたいです
声の強弱、波、言葉の長さでそれが何となくですが、わかります
発音はすべて「レロレロ~」と言っているように聞こえます
子供は、音のうねりを聴き取って、マネをしているみたいです
大人が新たに言葉を勉強しようと思った時に、この部分から身に付けようとする人より、発音からやろうとする人が圧倒的に多いでしょう
例えば、英語のCD教材などを使って口から出す練習をするときに、音のうねりだけに集中して発音を無視すれば、大人だって「レロレロ」となってしまって、恥ずかしさが先にきます
英会話を勉強する上で一番大きな壁は、羞恥心かもしれません
英語を勉強していて、リスニングもできるようになってきたし、発音も中々上手になってきた、「だけど話せない」という人は多いと思います
言葉の運用は、積極的に使って、初めて実現するものだと僕は考えています
先生が何かを教えてくれるまで待つのではなく、他人が使っている表現を積極的に利用して、自分の言いたいことを伝える努力をする
これをできる人が、話せるようになる人なのだと思います
「言葉の間違った使い方など恐れず、まず何か言ってみましょう」
このメッセージを生徒さんに伝えることが、僕の仕事です
英会話はもちろん、学校の授業でも、テスト問題を解く方法を教えずに、物事の仕組みを教える学校を作ることが僕の夢です
仕組みを知るということは、その知識をそれぞれの人が活かして、新しいものを創造したり、生活を便利にさせたりする「知恵」を使うようになるということです
「お茶にはビタミンC、カテキン、テアニンなどが入っています」
という知識だけではなく、
ビタミンC、カテキン、テアニンはそれぞれ体にどんな効果をもたらすのか
のような、もう少し深いことを学べれば、栄養そのものにも興味をもてるだろうし、色々と応用ができそうな気がします
テレビの仕組み、車のエンジンの仕組み、エアコンが夏に冷たい空気を作れる仕組み、湿度が高いとなぜ体が疲れやすいか、長時間寝てるのになぜ疲れがとれないか・・・
など、こんなことを教えてくれる学校があれば、僕はワクワクします
だから、こんな学校を作りたいんです