先日、英語を教える仕事をされているOさんという方が、僕の英会話の教え方を見させてもらいたいということで、体験レッスンを受けに来られました
ということで、Oさんが英会話初心者という設定で、僕のレッスンを受けてもらうことにしました
Oさんは普段は英文法を教えるのがお仕事らしく、OFFBEATの体験レッスンがとても新鮮だったようです
レッスンが終わってOさんから色々と質問を受けましたが、その中で、どうやってこのような教えるスタイルになったのか、僕がどのように教える勉強をしてきたのかを聞かれました
僕は、生徒さんを観察すること、生徒さんに何が必要なのかを真剣に考えることが大切で、それがスタートだとOさんに伝えました
そして、英語の勉強だけでなく、自分が英会話レッスンをやるのに役立ちそうなことは何でも勉強しておくことを勧めました
最後にOさんから何かお薦めの本はあるかと聞かれ、精神科医、催眠療法士であるミルトン・エリクソンのセラピーについて書かれた、My voice will go with you という本を僕は挙げました
Oさんは真剣にメモをしていました
Oさんのように若い方がこれだけ仕事に真剣な姿を見ると、自分自身も刺激を受けます
先週の日曜日に、アメリカ人の友人が今年還暦ということで、誕生日パーティーがあり、僕も参加してきました
静岡の七間町にあるレストランを貸し切って、50名くらい集まりました
60歳の友人は交遊関係が広く、特に年代が20代から70代までまんべんなくいるということが、僕はすごいと思います
年代問わず、自分と気が合う人と友達になって色々と彼らから吸収することができるので、この友人は若々しいのかなと、感じました
長生きの一番の秘訣はおそらく、気が若いことです
僕が座ったテーブルには、僕と60代の方1名と70代の方2名で、全員日本人ですが、英語でアメリカ人の友達と難なくコミュニケーションをとることができます
このテーブルでは僕は最年少だったので、皆さんから「たくちゃん」と呼んでもらいました
70代のHさんは絵を描くのが得意で、隣にいたもう一人の70代のGさんの横顔を、持っていたチラシの裏に描いてプレゼントしていました
Gさんはその絵を見て、「もうちょっと髪の毛足してくれる? My hair has gone with the wind.(私の髪は風と共に去りぬ)」とHさんにお願いしていました
“My hair has gone with the wind.”・・・かなりハイセンスなギャグに僕はやられて、大笑いしました
新しい友達も沢山できたし、本当に楽しくていいパーティーでした
Tちゃんは高校生になり、マンドリン部に入部しました
担当はマンドリンではなく、コントラバスです
彼女はコントラバスを弾くのは部活に入ってから始めたばかりで、まだ2ヶ月程度ですが、毎日のように放課後は学校で練習しています
先日、Tちゃんの学校の文化祭があり、マンドリン部の演奏が早速あったみたいです
「まだ弾ける曲が少ないけど、楽しかった」と話していました
まだなにも引けなかったころは、先輩にダメだしをされるし、指は痛いしで、楽しいという感情は無かったそうですが、ちょっとずつ曲を弾けるようになってきたら、楽しいと思えるようになっていました
いくら興味があるものでも、始めたころは誰でもできないのは当たり前なので、好きなんだけど我慢しながらやる部分も必要なのかもしれません
ある程度形になるまでは、辛抱強く続けることは何に対しても同じことなのでしょう
OFFBEAT英会話教室の近所に、Mさんという90歳近いおじいさんが住んでいます
彼と僕は先日お友達になり、昨日は僕がチラシ配りに出かけようとしたタイミングで遊びに来ました
Mさんは教室に上がってソファに座り、「お茶でいいよ~」と言いながらリラックスしていました
教室の中をグルっと見回して、「おたくは色々やってるね~、私は今何もやってないから全部忘れちゃった」と話し始めました
Mさんは若いころは英会話ができたり歌を歌ったりと色々やっていたそうです
「止めてしまうと何にも残らないね」、「やっぴゃっぴゃーでもいいから続けてればいいんですよ」、「やってると覚えるっちゅうか、熟練だよね」などと話してくれましたが、お年を召したMさんが言うから説得力があったのだと思います
「覚えるというより熟練する」、名言だと思いました
結局、1時間半ほどMさんの話を聞いていたので、チラシ配りはまたの機会にしました
Kくんは中学1年生で、OFFBEATで英会話を始めて1年が経ちました
彼は全く英語を知らない状態で英会話を始めて、今は知っている単語を並べて足りない部分をジェスチャーなどで補うことでコミュニケーションを上手く取れるようになってきました
中学に入ってからは学校で英語習うこともあり、会話の中で文で話したいという気持ちが少しずつ出てきたので、その分、頭の中で作文する時間が生まれるようになりました
そうすると、今度は会話をしている相手がKくんが頭の中で文を作っている間は待たなければいけません
自分でもそれは気がついているようです
先日のレッスンで、Kくんが静岡のツインメッセで行われたホビーショーへ行ってきたそうで、そのことについて話してくれました
彼はプラモデルなどが好きらしく、いつもより興奮気味にホビーショーのことを話していました
その時、Kくんは完全に英文を作って話すことを忘れ、”I like ミニ四駆! Oh yeah, great. ガンダム love, yeah.” などと10分くらいずっと僕にホビーショーがどれだけ楽しかったのかを話してくれました
同じ10分でも、文を作りながら同じことを話そうとしたら、言いたいことの半分も伝えることができなかったと思います
英作文の意識が頭から外れたとき、自然な流れの会話ができるのだと僕は信じています