生徒さんや出張レッスンの参加者の方々を見ていて、いつも感じます

英会話学習者に必要なのは英語を教わることよりもむしろ、自分が発言をしなければいけない状況を僕が沢山提供し、今そこで自分ができることは何かをリアルに体験することだと思っています

その中で色々な気付きがあって、人は成長するのではないでしょうか

週に1回、月に1回のレッスンで英語を学び取るのは、時間的に考えてとても不十分なので、そのレッスンで僕ができることは、生徒さんに「追い込まれる機会を沢山提供する」ことです

Iさんがレッスンでロールプレイをやったとき、「この伝え方で通じるのかな」と心の中で思いながら僕に話してくるのが伝わります

僕がそれに正しく反応すれば、Iさんは、「あっ、これでいいのか」と思いますし、僕が理解していないような顔をすれば、「あれっ、これじゃダメか」と他の表現を考えます

何が正解なのかを全部先生が教えて、生徒さんから失敗する機会を奪ってしまうのは、コミュニケーションのレッスンとしては物足りないような気がしています

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英会話において、コミュニケーションをある程度取れるようになる前に文法などを導入しないのは、僕なりの考えがあってのことです

文法などのルールを先に教えると、習っている人はどうしても実践の会話の中でそれを使いたくなって、頭の中で文を作る時間ができてしまい、会話の流れがスムーズではなくなってしまうことがよくあるのです

英会話のレッスン中に、会話をしながら頭の中で文を作ることは、相手が先生であったり同じ学習者であるから理解して待ってもらえるのです

レッスンと実践をはっきりと切り替えられる人ならば、それはいいことだと思います

しかし、アメリカへ旅行へ行って、映画のチケットを買うのに「チケットを大人1人分ください」と伝えたいだけなのに、文を頭の中で作るのに20秒もかけていたら、相手はイライラしてしまうかもしれません

僕が実践の英会話で一番気にすることは、会話の流れがスムーズかどうかであり、話す人の英語がスムーズなのか片言なのかは大した問題ではありません

キレイな文で伝えることができるというのは、話し手が満足することで、もし聞き手がそのキレイな文を理解できていなかったとしたら、それは話し手の伝え方が聞き手に合わせてあげることができていないのかもしれません

よく生徒さんに話し相手と頭の中ので同じ絵を描けるようにしましょうと伝えますが、これはコミュニケーションにおいて大切なことだと僕は思っています

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小学6年のKくんのレッスンで、このようなことがありました

彼は冬休みに家族でディズニーランドへ行ったということで、その話をしてくれました

ディズニーランドのホテルに泊まったそうですが、その時に、バスだか電車の無料チケットを家族全員分ホテルからもらったということを説明したかったようですが、英語での説明がなかなか難しく、僕も彼の説明を理解するのに1分くらいかかりました

まだボキャブラリーの少ないKくんにとっては、これを英語で話すことは相当困難なはずですが、彼は諦めずにあの手この手を使って僕に説明してくれました

英会話初級者にとって、Kくんが見せてくれた「粘る力はとても重要な要素の一つだと僕は考えています

どうしても英語で伝えきれないことがあると、「これは伝えられなそうだから諦めよう」となってしまうことは、よくあることです

「自分の英語のレベルがまだ低いから、これについて話すのはまだ早い」と自分で決めつけてしまうと、成長するチャンスをひとつ潰してしまうことになります

Kくん、ナイスガッツでした!

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今日は祖母の家を訪れ、一緒にテレビを見ていました

関ジャニ∞の村上さんとブラックマヨネーズの2人が司会をしている番組でした

番組の冒頭で、村上さんが「今年の目標は『時計』を買うこと」と話していました

それに対し、ブラックマヨネーズの吉田さんが「腕時計」かどうかを確認しました

そうしたら、小杉さんと村上さんが「『時計』と言ったら『腕時計』やろ」と、ツッコミを入れました

僕も村上さんが「時計を買う」と言った時、頭では何となく腕時計を想像していました

吉田さんが頭の中で腕時計を想像したのか壁掛け時計を想像したのかはわかりませんし、テレビを見ている人に話をわかりやすくするために、あえて「腕時計かどうか」を質問したのかもしれません

不思議なのは、「時計を買う」と言えば、「多くの人は腕時計とわかってくれるだろう」と思ってしまうことです

話し手の想像と聞き手の想像がかみ合わないと、話の途中で「あれっ、何かおかしいぞ」となってしまうはずです

人は会話の中で、無意識的に暗黙の了解を期待しているのだろうと思います

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今年も、多くの英会話を学ぶ方に会い、そして色々な話や悩みを聞いてきました

その悩みの一つに、「家で英会話のイメージトレーニングを沢山しているのだけど、いざ英語で話そうとしたらイメージの中でできていたことが実践ではできない」という内容のことを数名から聞きました

僕はこの話を聞いたときには、その方々に同じ話をします

「きっと、実践する時間が足りていないのです」

「野球が上手くなりたい人がいたとして、その人がテレビでプロ野球の試合を見ながら『今のプレーはもっとこうした方がいい』とか『次はど真ん中に投げるぞ』などとイメージすることを続ければ自分も野球が上手になるかといえば、そんなことはありません」

「実際に自分が野球をしたことがなければ、いくらイメージを沢山しても、イメージ通りには体は動きません」

「だから、野球が上手になりたい人は、イメージしたことをしっかり実践の中で反復し、体で覚えることが重要なんです

「英会話も、イメージできたことを、実践の中で反復しなければ上達は難しいです」

英語を話せるようになりたい方は、ガンガン英語で話をすることをおススメします

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