昨日のKくんのレッスンでこんなことがありました

僕が、”celebrities” (カナカナ発音をすると、「セレブリティーズ」)という単語を言った時に、Kくんは「ん?サラダプリーズ?」と反応しました

Kくんはまだ、”celebrities”という単語を知りませんから、この単語の音を会話中の自然なスピードで聞いたときに、耳がついていけずに認知できないのです

“celebrities”の意味はまだ知らなくても、単語の発音を聞いたことがあれば、次にどこかでこの単語を耳にした時に、「あっ、今あの人が”celebrities”って言った」となるはずです

僕がレッスンの中で、会話の内容や単語の意味がわからなくても、とにかく生徒さんにリピートの練習を多くしてもらっているのは、耳からの英語の認知度を上げるためです

これに加えて語彙力を鍛えていけば、リスニングの力がついてくると、僕は考えています

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今朝、娘が僕に「父ちゃんは若い?」と聞いてきました

僕は、「はなよりは若くないね~」と答えました

娘は更に続けて、「じゃあ、母ちゃんは若い?」と聞きました

僕は、「父ちゃんより若いけど、はなより若くないね~」と答えました

そんなやり取りをしていたとき、「若い」という形容詞は何を基準にしたかで「若いのか若くないのかが変わる」と思いました

考えてみれば当たり前すぎることなのですが、これを意識するまでは気が付きませんでした

90歳の人から見れば、60歳の人を「若くていいね~」と感じるかもしれません

夏になるとオフィスビルでは、エアコンの温度調節合戦が繰り広げられると聞いたことがあります

汗っかきの上司が「暑い」と感じたのでエアコンの設定温度を18℃にしたら、何人かの女性社員が「寒い」と感じてカーディガンを着たり膝掛を脚に乗せたりします

18℃が上司にとっては「気持ちいい」かもしれないですが、女性社員にとっては「辛い」にもなり得ます

同じ物でも、人によって感じ方は違うということを意識するだけでも、もう少し他人に思いやりを持つことができるかなと思いました

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今朝の朝食の時間に、娘が僕に自分の食パンをわたしながら、「父ちゃん、パン破って(やぶって)」と言いました

僕は娘がパンを半分に切ってほしいのだとすぐに理解したので、そうしました

娘が使った「破る」という動詞、辞書で意味を調べたことはないですが、感覚としては紙などの薄いものを手で切るような感じに思います

食パンは、薄いと言えば薄いですが、紙ほどではありません

僕としては、「パンを破る」という表現があまりしっくりと来ませんでした

もし、パンを紙ほどの薄さに切ることができたら、「破る」という動詞も自分の中でしっくりと来るのでしょうか?

8枚切りの食パンを「破る」という表現は、本当におかしいのでしょうか

どちらにしても、娘が更に大きくなったら、きっと「パンを破る」とは言わなくなるでしょう

言語の使用は環境にかなり左右されるからです

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OFFBEAT英会話教室に通って、生徒さんは「自分は本当に英会話に関して何か上達した部分はあるのか」と不思議に思うでしょう

僕の教え方は特に、「今日はこれについて勉強しましょう」というようなやり方ではないので、なおさら生徒さんは「習った」という実感を得ることは難しくなります

ですが、Tさんがゴールデンウィーク中にこのような経験をされました

京都へ旅行されたときに、アジア系の外国人グループが、Tさんが乗った市バスに乗っていたそうです

彼らがバスを降りるときに、いくら払えばいいのかわからなくて、彼らもバスの運転手さんも困っていたようです

そこへTさんが彼らに一言、「two hundred ten yen (210円)」とだけ言ってあげたそうです

そうしたら彼らはすぐに理解したらしく、それぞれ210円ずつ払ってバスを降りたそうです

たったひと言の英語でしたが、バスの運転手さんにも感謝をされ、Tさんにとっては英語で人の役に立てたことで自信もついたそうです

英会話を習っていて良かったと感じる瞬間は、習っているときではなく、やっぱり実践でコミュニケーションを取れたときなのでしょう

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小学6年生のKくんがレッスン後にこんなことを話してくれました

「英語が上手になるのは何年もかかりそうだけど、もし家族で海外旅行へ行くことがあったら、僕が家族の面倒を全部見てあげたい

長男だからなのか、とてもしっかりしている子だなと感じました

僕も長男ですが、自分が小学生のころ、家族の面倒を見るなんて発想はまるでなかったと思います

Kくんの発言で驚いたのは、「家族の面倒を見てあげたい」もそうだったんですが、「英語が上手になるのは何年もかかりそう」という部分でした

実際、英会話学校や英会話教室に通って1年や2年で英語力が飛躍的に伸びることはありません

学習者それぞれが、レッスン以外にどれだけ英語に向き合うか、その量がとても重要です

Kくんは特に英検を目指しているとかではなく、ちょっと外国に興味がでてきて英会話を始めたので、家でガリガリ英語に取り組んでいるわけではありません

週に1時間のレッスンをやって、英語力がどれくらいになるかを想像したり計算をする力がKくんにはあるということです

学校の勉強ができるかどうかは別として、Kくんはとても頭がいい子だと思いました

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