パソコンの画面を見ていた時に、「アイアンマン」という文字を見つけた時、僕は「アンパンマン」と読み間違えてしまいました
子供が持っているものの中に、アンパンマンの絵が描かれているものを普段から沢山目にしているせいか、自分が気が付かないうちに身の周りにあるものに影響されているようです
よく、特に好きでもない歌が頭の中でずっと流れている現象が起こりますが、それも、最近どこかで耳にした可能性が高いはずです
僕の場合、娘が最近「きゃりーぱみゅぱみゅ」の歌をYouTubeで見るようになり、僕は娘と一緒にその動画を見ているわけでもないのに、聞こえているから頭の中に残っているのでしょう
午前中ずっと「ファッションモンスター」が頭の中で鳴っている日がありました
自転車に乗って営業で外周りをしたとき、無意識に「ファッションモンスター」を鼻歌で歌っていたこともありました
環境が人間に与えるインパクトは、結構なものです
昨日、Nさんがレッスンを終えて、「えっ、もうこんな時間?」と言っていました
物事に集中しているときは、時間が経つのが早く感じるものです
そういう意味で、Nさんはかなり会話に「入っていた」ということになります
Nさんは「やっぱり話題ですね」と言っていました
英語で会話をするとき、案外大切なことは英語力以外にあると思っています
「だって、英語が出てこなきゃ会話にならないじゃん」と言う人もいますが、「流れるように口から文が出てくること」が、「流れるような会話」とイコールでつながるとは限りません
実際に、知っている単語とジェスチャーを組み合わせてアウトプットするだけでも、かなりの量が相手に伝わることは、OFFBEATのレッスンで生徒さんは経験しています
単語すら出てこない人は、まずは自分が興味を持っていることや得意な話題を作って、その話題について何度も会話をすると、その話題に出てくる単語は覚えやすくなります
「英語力以外に大切なもの」、その一つが「話す話題を豊富に持っていること」ではないでしょうか
昨日Fさんがレッスン後にこんな話をしてくれました
「家で英語の聞き流しをしているけど、いつまでたっても意味がわかるようにならない」
同じことを思っている人は沢山いると思います
僕は生徒さんに、普段英語の聞き流しができるなら、やるように勧めています
聞き流しの目的は、日本にいながら外国にいるような臨場感を作ることができるからです
家のキッチンで料理をしながら英語のラジオを流していれば、料理に集中しているのでラジオの内容は全然頭の中に入ってきてないですが、ラジオから洋楽が聞こえたりニュースが聞こえてくると、自分が外国にいるような感覚を作ることができます
外国語を学ぼうとしたときに、文法や発音や語彙を覚えることだけを考えがちですが、英語を勉強するときは、自分が英語を話す人としての振る舞い方を身に付けることも、とても大切なことです
ラジオや映画から学べるのは、ネイティブスピーカーの笑い方、声の出し方、顔の表情、手の動きなどです
Fさんは聞き流しをしていれば、そのうちに英語を滑らかに話せるようになっていくものだと期待していたようですが、聞き流しの効果は、英語力を上げるというよりも、自分が英語の世界に沢山浸かりながら、「英語を話す人になる感覚を養うこと」をすることだと、僕は考えています
4月19日(土)のArt Lesson in English (ALE)は、「色」について沢山考える機会を作る予定です
昨日、スノドカフェの柚木さんとレッスンの打ち合わせをしてきました
打ち合わせの段階ですでに、僕の中に発見や気付きがあって楽しいです
「色」といっても、単純に「赤」や「白」のように表現できるものもあれば、「この色はどう表現していいのか?」と思ってしまうものまで沢山です
例えば、OFFBEATの教室内を見渡してみると「茶色」が沢山ありますが、床の茶色、テーブルの茶色、カウンターの茶色、それぞれ微妙に異なります
「いや、よくよく考えてみたら、やっぱり茶色じゃないかな」とか考えてしまいます
これらを言葉でどう違いをつけていくのかというのが、今回のALEのテーマになっています
僕は日本語でも色の微妙な違いを瞬時に表現しようとすると、「ん?」となってしまいます
ですが、「どう表現してみようか」とその部分に意識をもっていって考えることによって、普段自分の周囲に見えるものが変わってくると思います
娘とカレーライスを食べていた時、カレーの中に入っていた赤いパプリカを見つけて、娘が「とーちゃん、これ辛いから食べれない」と言いました
まだ一口もパプリカを口に入れていないのに、「これは辛いもの」という認識をしました
きっと、キムチや紅ショウガ、唐辛子などを口にした経験があるので、「赤い食べ物は辛い」と娘は学習したのだと、僕は思いました
いちごやトマトは、もちろん普通に食べますが・・・
家庭内で「赤い食べ物は辛いよ」と教えた記憶がありません
なので、娘が自分の経験から学び取ったことなのでしょう
多くのことを経験することによって、人はルールを学んでいきます
教わることよりも、沢山の経験をすることのほうがインパクトが強いような気がします
OFFBEATのレッスンも、より経験型のものにできていければと思いました