昨日、半年振りにレッスンに来た生徒さんがいました
レッスンをやって感じたのですが、あまりレベルは落ちていませんでした
ある程度体に英語がしみこめば、少し時間が空いてもある程度話せるのだなと思いました
考えてみれば、自転車にしばらく乗っていなくても乗りたいときに不自由なく乗れるし、久しぶりにサッカーをやっても、体力がついていかないだけで、感覚そのものは残っているものです
この感覚は一生の宝になると信じています
昨日はNさんにいつもより少し元気が無かったので、ビールを飲みながらレッスンをしました
レッスンが終わってから、1時間ほど飲みながら色々と話をしました
その中にこんな話がありました
同じものやサービスを売る商売でも、そのお店によって、ものの見方や表現の仕方があるので、他人が「その方法は間違っている」とか「その考えかたは間違っている」と口を出すのはどうかと・・
英語の商売で例えるなら、僕のように英語はコミュニケーションの手段に過ぎないから、間違った言い方でもいいから、とにかく口に出して話す練習をする英会話教室もあれば、文法を勉強しないと会話に困ると考える英会話学校や教室もあるでしょう
そのどちらも、間違っているとか、正しいとかの判断は同じ英語の仕事をしている人がするべきでないと思うのです
生徒さんが満足をしてくれるならば、自分達の存在価値は大いにあるはずです
英語を身につけるといっても、その理由は人それぞれ違うので、自分に合った学習の方針を持っている英会話学校や教室、もしくは本、参考書を選べばいいことです
というわけで、「自分の考え方が一番正しい」とあまり言わないようにしましょうということでした
マネとは、先生が“girl”と言っているのを、「ガール」と後から言う事ではありません
先日、僕の妻が「ゴロって何?」と質問してきました
僕は質問の意味がわからなくて、聞き返しました
妻は、「今ゴロって言ってたじゃん」と言いました
なるほど、英語を話せない人が先入観無しで“girl”を聞いたときに、「ゴロ」と聞こえるのかと思いました
僕は「ゴロ」の意味は教えずに、妻に僕の言う事をマネしてもらいました
“girl”・・「ゴロ」、“girl”・・「ゴロ」、“girl”・・「ゴロ」・・・・・
確かに、「ゴロ」を何回も聞いていると、“girl”に聞こえないわけではありません
最後に「ゴロ」の意味を教えてあげたら、「なんだ、ガールのことか(笑)」と言っていました
音に集中してマネをしようとすれば、どんな人でも英語っぽい発音には近づけるのだろうと、このときに感じました
僕が中学校の時に英語の授業でお世話になった田口徹先生は、今は高校生にも教えているという情報をインターネットで知りました
授業中はなるべく英語を話すスタイルの教え方で、生の英語の大切さを20年前から実践をもって示していた先生です
高校生に教える事と中学生に教える事の違いがこれほどあるとは、僕もこの記事を見て初めて知りました
使える英語を身に付けながら受験にも対応できる授業づくりは、相当難しいものなのでしょう
↓は、田口先生の授業づくりのレポートです
http://www.gakko-oendan.com/staticpages/index.php?page=report100311
これは、英語力をつける以上に大切なことだと思います
せっかく英語を習ったのに、友達や周りにいる日本人に聞かれているから、英語を話たくないと思う人は沢山います
自分のレベルはまだまだ人に聞かせられる高さにはないと考えるのは自然です
これでは何だかもったいないです
片言で英語を話している人に対して、「まだまだですね」と言うような人は無視してください
大抵の人は、一生懸命に英語で伝えようとしている人を見て、「ああなりたい」と心の中では思っているはずです