ここでは、「学校」という部分で共通だというようなシンプルなことではないです
「実践」があるという意味で共通だと考えています
自動車学校では、車に実際に乗って運転をしながら教わり、仮免を取ってからは、公道を走りながら練習をします
これは、練習の段階で実践を行っているということです
これがもし実践なしでペーパーテストのみで免許が取れてしまったら、交通事故やそれに近い問題が沢山起こり得ます
英会話学校は実際に会話をしながら学ぶのが基本です
これも、「会話」という実践を練習の段階で経験できています
最近流行っている、聞くだけの教材を使った場合、リスニング力や、教材で紹介されている表現を言う練習はできるかもしれません
しかし、会話をできるようにしたいという目的で英語を学習している人には、実践の会話はかかせません
実践練習なしで英語を話すことは、自動車の教則ビデオを見ただけで、いきなり公道を運転するようなものです
会話の実力は、会話をしながら伸びるものだと僕は思います
よくいろいろな人に、「やっぱり外国へ行っちゃったほうが早く英語が身につきますか?」というような質問をされます
今日もこの質問をされました
僕の答えは、イエス、ノーの両方です
どういうことかというと、それは外国へ行った人が、自分が英会話を身につける環境を作れたかどうかに左右されるからです
イエスの場合、積極的に地元の人と体当たりでコミュニケーションを沢山とれたら、1年でもかなり上達はします
ノーの場合、行った国で日本人を見つけてコミュニティーを作り、その中だけで生活をしていたら、日本にいるのと変わらないということです
結局は、自分が外国へ行こうが、日本にいようが、環境次第なんです
そして、その環境は、自分が作るものなのです
外国人の友達を作ること、英会話学校へ通うこと、1日30分ずつ英語に触れる努力をすること、全ては用意されるものではなく、自分で用意するのです
今日、小学生のTちゃんがレッスンで、昨日学校で英語の授業があったと話してくれました
使ったものは「英語ノート」
いよいよ小学校で英語での授業が、この「英語ノート」を使って始められたみたいです
本格的には2011年の4月からですが、おそらく多くの小学校がすでに始めているでしょう
昨日の授業の内容は、英語の挨拶と、各国の挨拶だったらしいです
Tちゃんは楽しめたと言っていました
特に教え方のマニュアルが無い教材みたいなので、先生のやりかたによって各クラス、各学校で差が出るという人もいます
興味深いので、これから小学校の英語の授業の事に関してもこのブログで触れていこうと思います
僕のレッスンでは、生徒さん達がすでに知っているものは基本的に教材として使いません
時間もお金ももったいないからです
そのかわりに、生徒さん達には負荷をかけています
カタログ雑誌の中のアイテムを見せて“What’s this?”と質問して説明してもらうのも、かなり脳に負荷がかかるはずです
会話は会話をしながらでないと、上達は難しいと僕は考えています
「先生、英語が出てこない」と言われても、少しくらいなら待ちます
まずは英語で言えないから諦めるというクセを見直し、単語一つ“This”でも“Here”でも発してみる努力が英語力と同じくらい必要です
来週も僕は生徒さん達に笑顔で負荷をかけていきます
Try one word, get one feedback!
外国人と面と向かって会話を楽しみたいという目標を立てたとします
その外国人の人達と何を話すか、自分はどんな事を言うのか、どんな単語を知っていれば話について行けそうかを想像してみます
自分から沢山話すのが苦手な人はまず聞き手にまわり、「そうですね」、「いいアイデアですね」、「それについてもっと教えてください」などの表現を言う練習をするのはいかがですか?
英検やTOEICを受ける人の中には、仕事で必要だからということもあるでしょう
確かに資格として英検やテストの高得点を持っておくことは就職活動や昇格に役立つかもしれません
だけど本来は、自分の英語力を仕事で役立てるのが勉強の目的のはずです
もし仕事で長期の海外出張をすることになり、英語力が必要になった場合は、自分が英語で何を話しているのかを勉強する前に想像することで、必要なことが見えてくると思います