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「出川イングリッシュ」のどこがスゴイのか?
昨年末、生徒さんから「先生、『出川イングリッシュ』みたことありますか?すごく面白いから見てください」と言われて、インターネットで探して見てみました。
「世界の果てまでイッテQ!」というテレビ番組の企画の一つ(タイトルは、「はじめてのおつかい」)で、コメディアンの出川哲郎さんがアメリカやイギリスへ行って、与えられたミッションをクリアするもので、出川さんのキャラもあって、とても面白かったです。
ただ、僕はコミュニケーションを教える仕事をしているので、どうしてもそんな目線で見てしまい、そうみると、出川さんのコミュニケーション能力の高さ(特に方略的能力)に驚きます。
方略的能力は、簡単に言うと、言語で伝えきれない部分を何かで補う工夫の力のこと。
「宇宙食」が英語でわからなくて、地元の人に粘り強く聞いてまわるのですが、宇宙食で埒があかないと思ったら、映画「E.T.」の話をして、まず「宇宙人」、「宇宙」という単語を相手から引き出そうとするところなどは、すごい発想力だなと感じました。
英語力が低くても、コミュニケーションを楽しめる人がいる、それは誰?どうやって?
出川イングリッシュを見ると、いろいろ参考になるはずです。
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日本人は英語を勉強して何をしたいんだ?
高校2年のTちゃんが台湾へ修学旅行に行って帰ってきました。
色々と話を聞かせてもらいましたが、地元の学生との交流の機会などがあり、とても充実した旅行だったみたいです。
台湾にも若者が買い物を楽しむ、日本の原宿のような場所があるらしく、Tちゃんはそこへも行ったそうです。
そこでTちゃんが気が付いたことは、お客さんが日本人だと知ると、日本語だったり英語だったりで話しかけてくるということ、そして、それは日本では見られない光景だったこと。
確かに、日本人が自分の店に外国人のお客さんが来た時に、積極的に英語または他の言語で話しかける場面はほとんど見かけません。
台湾人の店員さんの全員が日本語や英語がペラペラだったわけではないそうですが、Tちゃんが感じたことは、自分たち日本人も高校まで英語を沢山勉強してきているのに、何で実践で使えないのかということだったそうです。
日本から外に出て、初めて日本を客観的に見ることができたので、考えさせらることが多かった修学旅行だとTちゃんは話してくれました。
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同じ英語力で話せる話せない
先週の水曜日、出張レッスン@ハワイ食堂レアレアで、話を広げる訓練をしました。
ペアになり、一人が僕から与えられたトピックについてパートナーに色々と質問します。「話を広げる練習」なので、なるべく話題を変えないのがルールです。
Kさんはまだ英会話を始めたばかりで、この訓練はかなり苦戦しているのが明らかでした。
レッスンが終わってから、Kさんにこの訓練のどのようなところが難しかったのか聞いてみたら、「自分の持っている英語力で聞ける文が作れなくて、相手にほとんど何も質問できなかった」と話してくれました。
つまり、自分が作れる質問文が少なすぎて、話題を自ら狭めてしまっていたということです。
一方、Iさんは話すときには文法のことは一切考えることをせずに、思いついた単語を並べて、相手から聞き出したいことをほぼ全部聞けています。
KさんとIさんの英語力の差は大きくはありませんが、差があるのは、メンタルの部分です。
心にある「文で言わねば」という先入観を取り除ければ、同じ英語力でも会話そのものをより楽しめるのです。
Kさんもそのメンタルを持てるように、毎回のレッスンで励ましていこうと考えています。
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高いレベルについて行けずに悔しがる
昨日のレッスンで中学2年生のK君に、TEDのスピーチを見せました。
いい大人が見て勉強になる内容のものを英語で見るのですから、中学生がそれをほとんど理解できなくても不思議ではありません。
なぜK君にそんな難しいことをレッスンでやったのかというと、最近やっていきているエクササイズがわかるようになってきて、スムーズにできてしまうからです。
僕は常に生徒さんのレベルに合わせたレッスンをするのではなく、生徒さんのレベルより少し高いレベルの中でレッスンをやるように心がけています。
ハードワークをしないと、ついていけないくらいのレベルが丁度いいと思います。
K君はこのスピーチを見たあと、ほとんど理解できなかったことに対して悔しがっていました。
彼のコンフォートゾーンが以前より高いレベルに設定された証拠です。
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たとえ100%伝わらなくても
昨日のレッスンでは、Tさんが自分の趣味であるフラとハワイ旅行について沢山話してくれました。
言いたいことがうまく英語で言葉にできなくて、レッスン後に、その歯がゆい思いを僕に教えてくれました。
それでも、Tさんが頑張って話してくれたことは、もしネイティブスピーカーが聞いても、かなりの部分は理解できるはずです。
そこで大事なことが、正しい文法や表現の使用ではなく、熱く語るということ。
僕はTさんがレッスンで熱く自分の趣味について語っている姿を見て、たとえ片言であろうと、最初は相手にちょっとでも伝わればいいじゃないか、と思いました。
OFFBEATの生徒さんは、このように毎回のレッスンでハードワークしているので、コミュニケーションの力は確実に伸びています。