Daniel Everttの著書、Language The Cultual Toolの中に、このようなことが書いてあります

文化的な背景とは、明らかに人々が言葉にしない部分に見られる

アマゾンに住むピダハンという部族は、「神」という概念や言葉を持ちません

それは彼らが、実際に自分の目で見た物や、見たことがある人から聞いた話以外は信用しないという考え方を持っているからです

なので、ピダハンの人々に神様の話をすると、「それはどんな顔をしている?」とか「誰がその『神様』を見たことがあるのか?」などと聞いてくるそうです

ピダハンの村へキリスト教の布教活動のために行ったはずのDanielは、ピダハンの影響で無神論者になってしまいました

「神」という概念がなければ、「神」という言葉が存在しないのは当然です

それが、ピダハンの文化的背景ということなのです

あるとき、ある生徒さんが、「先生、『お待たせしました』って英語でどういうのですか?」と聞かれたことがありますが、僕は「言わないと思います」と答えました

約束の時間に遅刻すれば、英語圏の人でも相手に謝りますが、順番待ちなどで次の人に「お待たせしました」というのは、文化の中にないということなのでしょう

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特に英会話初級者の方に多いことですが、英語で人と会話をしているときや映画を見ているときなど、人が自分の知らない単語を言った瞬間にその単語の意味が気になってしまい、その単語以降の話の内容がさっぱり聞けていないことがよくあります

できれば、そのクセを早く取り除いて、話全体を見ることができるようにする方が、コミュニケーションとしては上手くいくはずです

OFFBEATのレッスンで何名かの生徒さんにやっていることですが、会話文をリスニングして、生徒さんに大まかな内容をまとめて、それを英語で話してもらうエクササイズがあります

この練習は、単語や文だけに集中することを止めて、まずは「どんなことを話しているのか」を把握する訓練です

これはリスニング用の音源を準備すれば、自宅でも一人でできる練習です

音源を何も持っていない人は、インターネットのYouTubeなどで、スポーツ選手やミュージシャンのインタビューを見ながら、「彼らは何の話をしているのか」という部分に集中すると、大まかな話の内容が少しずつわかるようになってきます

最初は予測でもいいので、「こんな話をしているのだろうな」という感じで沢山リスニングすると、力がついてきます

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OFFBEATのレッスンで最近、力を入れ始めたものが2つあります

1つ目は、ものや状況を説明する練習: 自分が相手に何かを伝えたい時、それを英語だけで伝えられそうもないときに工夫できる、そんな力を鍛えます

2つ目は、相手が言っていることを瞬時に理解し、それに対しての返答を早くする練習: 何度も同じことを相手に話されれば、そのうちに、どのうようなことを言っているのかは理解できるようになります

そして、言われたことに対しては、文で話そうとしなくても単語一つ出てくれば、会話もスムーズに進みます

相手が英語で「あ~、足が痛いよ~」と言っているのに、自分がそれに対して「こんなとき、英語でどう言えばいいのだろう?」などと考えてしまって黙ったままだと、相手は「無視されてるのかな」と思ってしまうかもしれません

「OK?」とか「Go hospital?」などのような片言の表現でもいいから、最初は「何かを瞬間的に出してみる」というのが、この練習でやりたいことです

この2つは、コミュニケーションにおいては大事な要素だと僕は感じています

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レッスンが終わった後、「なかなか覚えられません」という方がいるのですが、僕はそこは全然気にしていません

なぜかというと、覚えられないとは言っても、チェックをしてみると結構覚えていることが多いことにほとんどの方は気が付くからです

実際は覚えられないのではなくて、頭の中にインプットしたものを取り出したい時に取り出せないのが、本当のところだと思います

英会話に限らず、何かを勉強するときに、多くの人は暗記した量で学習の進度を見ようとしますが、これよりも大事なことがあると僕は思っています

それは理解力です

「何の勉強をするにしても、まずは国語の力が必要だ」という声をよく聞きますが、僕が言う「理解力」も、多くの人が言う「国語力」とほぼ同じです

覚えた知識を披露することは自分としては気持ちがいいかもしれませんが、それだけやっていても、相手と心から通じ合うことはできません

むしろ必要なのは、「この人は何を言いたいのか」、「こうしてあげたら相手は喜んでくれるのではないか」、「いったい何が問題なのか」などと考える力です

このような力は、読書や、会話をすることで身についていくのではないでしょうか

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昨日は小学生のクラスで、映画”Frozen”(アナと雪の女王)の中でエルサが歌っている曲、”Let It Go”の歌詞を休憩時間に発音練習しました

「先生、休憩になってないじゃん!」とツッコまれましたが、くじけずに進めました

Kくんはこの映画を観たことがなかったというか、この映画の存在を数日前に知ったらしく、”Let It Go”も初めて耳にしたようでした

Rちゃんは映画を観たことがあり、さらにCDも持っているのか、一回練習してから曲を実際に聴いてみたら、それと一緒に歌詞を口ずさんでいました

中学3年生のTちゃんは、最近洋楽に興味を持ち始めたらしく、よく聴く音楽は、”One Direction”と”The Vamps”という2つのグループだそうです

一度レッスンの中で、”One Direction”の曲を練習したことがありましたが、とても楽しそうでした

今度は”The Vamps”の曲を何か練習してみようかと思います

音楽でも映画でもなんでもいいのですが、自分が興味を持っていることを英語で触れているときは、勉強という考え方から「遊び」という考え方になり、夢中になりやすいのだと、自分の経験からもわかります

文法はサッパリわからないけど、英語の歌をカッコよく歌うことができる・・・それはそれで、素晴らしいのではないでしょうか

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