英語で自己紹介の時に”My name is~”を使うのは時代遅れだというようなうわさを聞いたので、何故このようなうわさがでているのかをインターネットで検索して調べてみました
どうも、あるテレビ番組でそのような内容を扱ったらしく、そこで”My name is~”は古いと言っていたそうで、その番組を見ていた人から広がったのかもしれません
実際の話ですが“My name is~”はよく耳にしますし、状況によっては、”I’m~”よりも好ましいとされる場合があります
コミュニケーション能力の中に、「社会言語能力」というものがあります
シチュエーションや話す相手によって使う表現を使い分ける能力のことですが、場の空気を読む能力といってもいいかもしれません
“My name is~”をどんなときに使うのかは、教わらない方が僕はいいと考えています
なぜかというと、社会言語能力は経験しながら身についていくものだと思うからです
田中将大選手のスピーチ(7分50秒から)
このスピーチに関して、ネット上では「あーあ、死後なのに使っちゃったよ」みたいなことを書かれているのを発見しましたが、そう言っている人は英語の勉強と社会勉強が必要です
英語で映画をみたり、英語でニュースをみたり、英語でフォーマルな集まりに参加したりすることを繰り返すことで、空気を読める言葉遣いができるようになるのでしょう
毎週火曜日は学習塾のBasicさんへ出張レッスンがあり、昨日も中学生に英会話レッスンをやってきました
数字を10億のケタまで言う練習、ジャンル別単語集、話しかけられたことに対して早く反応する練習などを行いました
生徒さんの中には集中してレッスンを受けられる子もいれば、落ち着きのない子もいます
その落ち着きのない子数名を、どうレッスンに「入って」もらえるか考えた結果、その子たちに興味のあることを聞き出して、それをレッスンの材料にしてみることにしました
彼らが最近好きだという、ONE DIRECTIOMというイギリスのボーカルグループの曲のサビの部分を発音練習してから、実際にその曲を聴きました
更に、2つのグループに分けて、グループごとに辞書を使いながらサビの部分をそれぞれ日本語に訳してもらいました
みんな、「意味わかんねぇ~」とか「あっ、frozenって聞いたことある!」とか、「先生、英語の辞書ってどう使うのぉ~?」とか言いながらも、最後のにはしっかりと発表までやることができました
歌の歌詞を調べることは英会話と離れてしまいますが、彼らの「レッスンに入る準備」としては使えるかなと感じました
日本人同士がお互いの兄弟について話をするとき、「兄」「弟」「姉」「妹」のように、男女を区別してさらに自分より年上かどうかを漢字一つで表します
英語で話すときは “I have a brother.”とか “I have two sisters.”のように、性別だけを言って、その人が自分より年上かどうかを必ず伝えるということはありません
日本人が英語でお互いの兄弟について話すと、相手の brother や sister が年上かどうか気になって、何となく聞きたくなってしまいます
聞くことが失礼なことはないとは思いますが、もしかしたら英語圏の人は、「日本人は兄弟について会話をすると、だいたい younger か older か聞いてくる」と不思議に思っているのかもしれません
言語によって表現の方法が違うのはもちろんですが、話す内容も変化するものだなと思いました
昨日はカフェGemminy’sで、コーヒーやカフェ、そして接客に関する英会話を出張レッスンでやってきました
現役のバリスタ、お菓子屋さんに努めている方など合計6名が参加してくださいました
僕は英会話の先生であってコーヒーの専門家ではないので、コーヒーについての知識を英語で教えるわけではありません
昨日のレッスンでは、カフェのメニューにある「エスプレッソ」、「カフェラテ」、「カフェモカ」などの発音練習から始まり、ロールプレイで接客を実際の状況に近いかたちで体験してもらいました
参加者それぞれ英語のレベルは違うので、ある程度注文を受けることができた人、「OK」というのが精一杯だった人、それぞれです
英会話をほとんど経験したことがない参加者にとっては、「教わってもいないのに、いきなりできるわけがない」と思ったことでしょう
できるわけがありません、でも、やらなければできるようにはなりません
オフィスのようなところで使えそうなフレーズを言う練習も大切かもしれませんが、ステージの上でリハーサルすることの方がリアル感があっていいと思います
次回のバリスタ英会話の情報です
場所: Gemminy’s
日時: 6月18日(水)19:00~
参加費: ¥2,000(ワンドリンク付き)
持ち物: 筆記教具、勇気
ご興味がある方、ご参加お待ちしています
OFFBEATでは、「外国に行ったらこういうことを言いそうだから、その言い方を英語で覚えておこう」という教え方はしていません
なぜかというと、外国へ旅行したとして、自分が準備したことは相手に言えたとしても、予想していなかったことを言われたり聞かれたりしたときに、「これは準備をしてこなかったから言うことができない」と、人は決めつけてしまいがちだからです
昨日、Uさんがレッスンでこのようなコミュニケーションの工夫をされました
Uさんが「除湿機」を買いに店に行ったという状況設定で、店員役の僕に除湿機の売り場はどこなのかを聞いてもらいました
当然、「除湿機」という単語を英語で知らない場合は、それがどのようなものなのかを説明しない限りは、店員さんに売り場を聞くことはできません
そこでUさんは僕に対して英語で、「雨の日に部屋をドライにするマシンは英語でなんて言いますか?」と質問しました
僕は、「air conditioner or dehumidifier」と答えました
これに対してUさんは、安い方を見せてほしいと僕に頼みました
Uさんのように工夫する力が、英語で言いたい単語などが出なくなった時に必要な力です