昨日は近所のパン屋、「TROTIX」さんで、「子育て英会話レッスン」をやらせてもらいました
このレッスンの目的は、自分の子供に英会話を習わせたいと思っている親御さんに、ご家庭でお子さんが英語に触れる環境を作れるヒントを作りたかったので、このようなレッスンを企画してみました
「おむつ」、「哺乳瓶」、「妊婦さん」などの単語を紹介したり、英語の絵本を読んだりと、普段のレッスンとは違ったエクササイズをいくつか導入しました
子供が泣いたときやしつけをするときなど、様々な状況の中でどのように大人が子供に対して話しかけるのかを皆さんで話し合いました
「さっそく家で使ってみよう」と言われていた方もいて、参加者の方皆さんにとって役に立つエクササイズにできたかなと思います
何よりも、参加してよかったと言ってもらえたことが良かったです
毎週火曜日の夜は学習塾のBasicさんで、小・中学生を対象に英会話を教えています
一昨日は初めて丸子教室へ呼ばれて行ってきました
中学1,2年生の合計4名が体験レッスンを受けに来ました
小学校の高学年から中学生がグループになると、「自分ははみ出したくない」とか「間違ったことを発言して恥をかきたくない」という心理が強烈に働くせいか、この年代の子供は日本語では楽しく話せても、英語になると無口に近くなります
実際には、多くの大人もそうなります
コミュニケーションの場合は伝え方が一つしかないわけではなく、「これが正しい」という伝え方が決まっていることはありません
僕が生徒さん一人ひとりに何か発言を促して、みんな自信が無いなりにも何か発言し、僕がそれに対して”OK!“とか”Great!“などと言うと、彼らはポカンとした表情で「こんなんでいいの?」みたいなリアクションをとります
これを何回が繰り返したら緊張感がとれてきて、最初は小さめだった声が少しずつ大きくなってきました
彼らはすでに、コミュニケーションの中で工夫をする力を備えています
それを何とか早く使えるようにしてあげたいです
Tさんが、地図を見ながら道を教えるエクササイズの後に、こんな話をしてくれました
「教わったつもりでいても、それだけじゃ全然使えないもんですね」
Tさんが言っていた「教わったつもり」というのは、例えば道を教える表現でいうと、”Turn right”や”Go straight”のような表現をただ知っているだけという意味です
なぜ、知識だけ頭に入れてもアウトプットできないのかというのが、やっと実感できてきたようです
ある生徒さんが、「英語はスポーツですね」と言っていましたが、僕も同感です
戦術を立てるのは大事な事ですが、それを想定して実際に体を動かさなければ、戦術を試合で実践することはできないはずです
Tさんは地図のエクササイズを4回ほどすでに経験しているので、回数が増すたびに説明が上手になっていくのが目に見えてわかります
知っている戦術(”Turn right”など)を、試合の中(実際に道を教えること)で練習してきた結果だと思います
Nさんがホテルの状況でのロールプレイのエクササイズに挑戦しました
ホテルの状況のの時には、教室にあるカウンターをフロントデスクに見立ててやり取りをしたり、本物の電話を使ってモーニングコールを頼む練習をしています
状況作りが実践に近づくほど緊張感もリアルになり、頭が真っ白状態になる人も少なくはありません
これに挑戦したNさんも、冷静になれば英語も出てくるし、ジェスチャーだけでも表現できるはずなのですが、実際に体を動かしてみると、最初はイメージ通りには上手くいかないようでした
とても悔しがっていました
ですが、同じ状況のロールプレイをやると、一回目よりも二回目の方がスムーズにできたことに気が付くはずです
英語力がアップするのではなく、「この状況に直面した時に自分はどんな対応をすればよいのかがわかる」ようになり、より早く反応できるようになるのです
より本物に近い状況設定で会話をし、それを何度も反復することはとても重要なことだというのが、このエクササイズを始めたことでよく理解できました
小学6年生のTくんが入会しました
彼は一ヵ月半ほど前に、「もうすぐカナダに2週間のプログラムで行ってくる」ということで、挨拶くらいは英語でできるようにと、OFFBEATに問い合わせてきてくれました
カナダに行く前の一週間ちょっとで、彼と4回のレッスンをやりました
4回で英語を話せるようにはならないので、時計の読み方、お金の数え方、挨拶の3つをまずは徹底してトレーニングしました
あともう一つ、英語ではないですが、自分が伝えたくても英語を知らなくて困ってしまうときのために、ジェスチャーで伝える練習にもかなり時間を使いました
昨日はTくんが日本に帰ってきてから初めて当教室に来た日だったので、「カナダはどうだった?」とまず質問してみました
彼は、「英語はよくわからなかったけど、ジェスチャーでバッチリ通じた」と話していました
Tくんは度胸があり、プラス思考でもあるので、何となく現地の人とどんなコミュニケーションをとってきたのかが想像できました
これから少しずつ英語も覚えていって、どういう人になるのかがとても楽しみです
レッスンが終わって教室を出るとき、Tくんは”See you.”と言いながら、キレイな45度のお辞儀をして帰っていきました