静大3年のMくんがタイ、カンボジアの旅行から帰ってきました

初めて一人で外国へ行ったということで、とてもいい経験になったと思います

本人としては「英語を使うのがやっぱり難しかった」そうです

タイの人もカンボジアの人も、だいたい英語が通じるようです

それでも彼は自分だけの力でタイの空港から5時間かけて目的の大通りまで行ったり、宿を見つけて泊まり、バスや電車に乗って目的の遺跡やその他の世界遺産を見てまわることができました

その間、日本語無しのコミュニケーションで全てのことをやれたことは、とても立派なことだと思います

いつかMくんの後輩がどこか外国へ行きたくてMくんに相談するかもしれません

その後輩は自分の英語に自信がなくて不安に思うこともあるでしょう

それに対してMくんは、「大丈夫だよ、自分も英語はあまりできなかったけど、やりたいことは全部やってこれたから」と後輩を勇気付けることもできます

なぜかというと、Mくん自身が経験してきたことだからです

後輩にアドバイスをすることによってMくん自身も、「コミュニケーションとは、言葉が足りなくても違う方法で補うことができるんだな」と気付くことができると、僕は期待しています

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昨日のSさんのレッスンのときに、Sさんが日曜日に旦那さんとカラオケに行ってきたという話をしてくれました

Sさんは洋楽の曲も何曲か歌ったそうです

洋楽の話をしていて思い出したのですが、僕は中学生の時にビートルズが好きになり、よく聴いては適当な英語で歌っていました

歌詞カードがあったけれども、その当時は英語をうまく読むことができず、ジョンレノンがツイスト・アンド・シャウトという曲の中でカッコ良く”Come on, come on, come on~”と歌っていたのを聞こえたまま「コン、コン、コン~~!」と僕は叫んでいました

中学と高校時代に邦楽と洋楽をまんべんなく聴きながら歌っていたこともあって、僕は英語を話せないにもかかわらず、発音は英語っぽい音を出すことができていました

英語を何となく読めるようになってからは、書いてある文の内容はさっぱりわからなくても、すらすらと音読することはできました

口を鍛えるという意味では、洋楽を歌うことはかなり自分にとって役に立ったと思っています

英語を流暢に話せるようになるには、頭の中で無意識レベルで文を作れるようになるくらいインプットとアウトプットの練習が必要なので、歌を沢山歌ったら話せるようになるということはなさそうです

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最近、ちょっと長めの文もしくはフレーズを一息で言う練習を初めました

ある程度の長さの文やフレーズを途切れずに言えるようにするためには、その文やフレーズの意味がわかっている必要があるようです

この練習をやっていて、何名かの生徒さんは前置詞などの単語が抜けることがあるので、意味がわかっているだけでなく、文法を無意識レベルで使える能力も少しは必要なのかもしれません

このエクササイズをやる目的は、流暢性を鍛えることです

文法を使って話すことも、文法そのものを教わるのではなくて、他の人が言ったことをマネして自分も口から出すことによって鍛えられていくものだと僕は考えています

もちろん、膨大な練習量が必要です

コミュニケーションが取れるようになってきた生徒さんには、この練習を沢山やってもらおうと考えています

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Dan Arielyという学者さんのスピーチをみました

内容は、「モチベーションと価値」についてです

仕事においてモチベーションはとても大切になってきますが、どういう風にそれを高めるか、もしくは維持するかということが、経営者と被雇用者にとっては問題になってくると思います

Danさんがスピーチの中で、自分がやった仕事を見てもらうことだけでも、やる気はかなり保てると言っています

更には、仕事の意味合いもとても大事で、自分が何のためにこのタスクをやっているかということを知らないと、やる気は継続できないそうです

そして、仕事の内容は簡単すぎるものよりも、努力を必要とし、それを乗り越えることのほうが達成感は感じられるそうです

これらのことを英会話のレッスンに当てはめて考えることは、講師にとってとても重要な部分だと僕は思います

生徒さん自身が、何の意味があってこのエクササイズをやっているのかを知ることや、初心者にとっては少しハードなことに果敢に挑戦することが、本人にとって大きな意味があることなのでしょう

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中学2年生のTちゃんと、英語でのコミュニケーションが少しずつとれるようになってきました

Tちゃんのレッスンの中で約10分程度、雑談の時間をとっています

会話の中で、僕が話すことを9割は理解していると感じています

話す方に関しては、5割くらいを英語で答え、残りは日本語で答えます

さすがに「学校で運動会の練習があった」とか、「家では姉妹同士でテレビのチャンネル争いはほとんどしない」などを英語で表現するのは難しいので、日本語になるのは仕方がない事です

インプットが十分でない時期に無理やり英語で文を作ってアウトプットをさせるのは、あまり良くないのではと僕は考えています

Tちゃんが英会話を始めて3年経ち、成長は3年前に比べれば明らかです

先生として自分がどんな材料を使ってどのようにレッスンに導入するかということも、もちろん重要な部分だと思います

それ以上に重要なのは、「継続してもらうこと」、これがないと、伸びはそこで止まってしまいます

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