僕が常に生徒さんに伝えている、「一単語でもいいから発してみましょう」、これの意味は理解できても、実践してみるのは難しいことです

それでも、数名のOFFBEATの生徒さんは、自分の言いたいことを体当たりで話すことができるようになってきました

相手が言った意見に対して反論したい場合、”I don’t think so.”までは言うことができても、その先は生徒さんが自分の意見を主張しなくてはいけないので、最初はとても勇気がいることです

僕が考える「英語が話せる」とは、”What’s up?”や、”That’s cool, man.”などをキレイな発音で言えることだけではなく、ぎこちなくてもいいから、自分が言いたいことを臆さずに言えることです

自分が経験をしたり、同じような経験をしている人を沢山見てきたから、コミュニケーションで大切なことは何かということを考えられるようになったのだと思います

一単語を言うことで、こんなにも通じることがあるのかと思うほど、相手は感じ取ってくれるものです

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Nさんがレッスン後に、こんなことを話してくれました

「英会話を始めてみたけど、習った英語をどう活用していいかわからない」

これといった目的がなく英会話を始めたので、モチベーションをどこに置いたらいいのかを悩んでいるようです

僕はNさんに、あまり考えすぎずに、自分が興味を持っているものに、英語を通して触れてみるなどのアドバイスをしました

そして、「英語をコミュニケーションの手段として使えるようになりたい」とも言っていました

僕も時々生徒さんに「英語について勉強するのは、高校までで十分やってきた」と話すことがありますが、これはとても大切な考え方だと思います

「英語を知っている」から「英語を使える」にするためには、勉強ではなく、使う練習が必要です

サーフィンをできるようになりたい人が、教材DVDを観ているだけではいつまで経っても波に乗れるようにはならないのと一緒で、英会話もサーフィンも練習が必要です

自分が英語を使って何をしたいのかという「動機」ができたとき、どこに向かってどのようにやっていけばいいのかというのが、ハッキリと見えるようになるのでしょう

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T君は英語にかなりアレルギーがあるような状態で英会話を習い始めました

OFFBEATでレッスンを始めて1年ちょっと経ちましたが、昨日のレッスンで、ちょっとの変化を感じました

彼の発音が以前よりもだいぶ自然になってきました

それによって、映画のセリフを見ながらやるエクササイズで、T君は映画のシーンを見ながら少しうなづいていました

発音が良くなってきたことが、リスニングにも影響したのでしょうか

自分が発するほうに関しては、文で話せるようになるまではまだまだ時間がかかることになりそうです

今のT君に必要なのは、大量のインプットと非言語で表現できるアウトプットの練習です

将来は古着屋をやるという目標が彼にはあるので、僕は彼に積極的に洋服に関しての質問をして、それを身振り手振りでもいいので、説明をできるようにしていくことができるようにならなければいけません

彼が数年後に、一人でアメリカへ楽勝で仕入れをして、洋服のことを英語でも語れるようになれるように、僕が今何をできるか・・・

ワクワクもするし、どんなレッスンをすることが彼にとってベストかを悩むこともあります

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「学校へ行く」、「学校に行く」、どちらの使い方が正しいのか、普段は意識して考えてもいないのに、日本人は知らないうちに使い分けています

どちらも使えるようですが、「行く」のあとに何が続くのかによって違うようです

言葉の使い方を正確に知らないのに、なぜ僕たちは使えるようになるのでしょうか?

単語や表現を一つ一つ「必ずしも教わる必要はない」ということは何となくわかります

最近インターネットで見る「ワロタ~」と言う表現一つをとっても、誰かが使い方を教えてくれなくても、多くの人が使っています

教わらないかわりに、同じ言葉を沢山見たり聞いたりしているうちに、自分もマネして使えるように、人間はできているのでしょう

ということは、様々な状況で同じ単語を何度もインプットすることが、言葉を使えるようになるカギと言えると思います

母語でも外国語でも、習得するには、このプロセスはとても大切になるはずです

中学校の英語の授業で、なぜ使える英語が身に付かないのか・・・

教え方にももちろん原因はあるかもしれないですが、もっと重要な部分は、1年間で生徒が触れる英語は、一冊の教科書分しかないという量の問題も大きいと僕は思います

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先日、ときどき行くカフェで、こんな光景を見ました

外国人のお客さんが入ってきて、アイス・カフェ・ラテを飲んで、帰っていきました

その外国人のお客さんがお店を出ていくときに、一人の店員さんが”Thank you.”と、そのお客さんに声をかけました

日本ではお店からお客さんが出ていくときに店員さんが、「ありがとうございます」と声をかけるのは普通です

僕がアメリカにいたときのことはハッキリとは覚えていないですが、お店に入って出ていくときに店員さんに”Thank you.”と言われた記憶がありません

アメリカでも、言う人と言わない人がいるかもしれませんが、ある特定の地域内での習慣によって決まることなのかもしれません

もし、英語圏ではこのような状況の時に、基本的には「何も言わない」としたら、日本で外国人のお客さんが自分のお店に来て、そのお客さんがお店を出るときに、店員さんはどう声をかけたらいいのか・・・

「ありがとうございます」はどうでしょうか?

ここは日本ですから

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