M君は大学3年生で、学部は農学部です

高校生のときに英語の勉強も頑張っていたようで、彼が持っているボキャブラリーはかなり豊富です

ですが、会話の中で自分が話すときに、自分が「知っているはず」の単語がなかなか出なくて、「う~ん」と考えることもしばしばです

知っていることと使えることがイコールではないことを、彼自身、感じているようです

だけどM君には、知識だけでなく、「工夫する力」もあるように僕には感じられます

自分が話すときに、言いたいことが単語ですら出てこないときでも、ずっと黙りっぱなしということはありません

ジェスチャーなどの非言語でのコミュニケーションも使っています

これによって、話相手に与えるストレスも少なくて済みます

M君自身は、高校の時までの英語の勉強は、詰め込み式だったことは自覚しています

ですが、彼はテストで点が取れるという意味ではなく、考える力を持っていたり、考え方が柔軟という意味で、「頭のいい人」だと僕は思います

彼ならきっと、コミュニケーションに関して、どんどん上達していくでしょう

続きを読む →

ある脳科学者の書いた本に、「自分の英語力をネイティブレベルに持っていくためには、日本語で入ってくる情報を一切遮断しなければならない」ということが書いてありました

その科学者の言っている意味を、ようやく僕の中で理解し始めました

頭の中で日本語で考えてしまうこともダメなので、自分の周りの環境(例えば自分の部屋)に日本語の本や雑誌が置いてあるのも、英語世界という臨場感を得られないと言うことなのだと思います

日本語で書かれた本が目の前にあったら、どうしてもそれを(日本語で)音読してしまうはずです

日本に住んでいれば、外に出た時点で日本語世界に入ってしまうことは否めません

せめて、生徒さんがOFFBEATに来たときには、英語世界の臨場感をもっと高く持ってもらうために、少しずつですが「環境」と言う意味でも変えていく必要があるなと思いました

続きを読む →

Tちゃんが英会話を初めて3年が経ちました

英語を全く知らない状態で、小学5年生から始めました

OFFBEATのレッスンでは、僕が彼女に学校の授業や部活のこと、学校以外で何をしたかなどの質問を沢山します

長い文や早口で話しかけても、僕の言っていることをある程度理解しているようで、単語一つ、もしくは日本語でですが、質問に対するしっかりした答えが返せるようになってきました

話をする方に関しては、Tちゃんには「片言でもいいから話そう」とは、今は伝えないようにしています

中学生にとって片言で話すことは、「不器用でカッコ悪く見えるから、そんなことはしたくない」と、無意識が拒否反応を示す歳ごろだと、僕は思っています

Tちゃんは自分のことをシャイだと思っているので、話すことを今強要したら、英語そのものを嫌いになってしまうかもしれません

だから、先生にとって重要なのは、「この子はシャイなのか、間違いを恐れないか、日本語で会話をするときはどれくらい発話するのか」などを見極めながらレッスンを作ることだと思います

どちらにしろ、アウトプットができるようになるには、インプットを大量にすることが大前提なので、まだまだリピートを中心にエクササイズを進めていくつもりです

続きを読む →

人間は与えられ過ぎると考えることをしなくなる・・

稲作農家の松下さんの本に、化学肥料や除草剤の話の中でこのようなことが書いてありましたが、僕も自分がレッスンで教えていて、同じことが当てはまるなと感じました

英会話ができるようになるには、大量のインプットが必要なのは当たり前なので、生徒さんの仕事や趣味などに合わせた単語を中心に「与える」ことをしています

重要なのは、その先です

生徒さんが自分の言葉で話そうとするとき、言い方がわからなくて詰まってしまうと、どうしても気の利いた言い方を教えたくなっていしまいます

その場では生徒さんは「なるほど」と問題を解決しますが、本人が実践の会話をどこかで体験するときに言葉に詰まったとき、「与えられる癖」がついていると、自分で工夫する力はついていきません

僕がその生徒さんの横に常について、気の利いた表現を「与える」ことはできないからです

物事を疑う、吟味する、試してみる、工夫するなどをすることによって、アウトプットにつながる本当の力が付くのだと思います

続きを読む →

UさんはOFFBEATに通い始めて2年が経ちました

昨日のレッスン後に、「2年間通うと、英会話を習い始める前の自分と今の自分のレベル差がわかる」と話してくれました

Uさんは、こんなことも話してくれました、「最初のころは、レッスンが始まって30分くらいで疲れて眠くなっていたけど、今は1時間やりきる体力がついた」

実は、Uさんだけでなく、特に超初心者の生徒さんがレッスンに通い始めのころは、レッスンの途中で疲れて眠気が襲ってきます

僕はそんな時は、早めに雑談やクイズを入れたり、生徒さんが僕に質問をするだけのエクササイズに切り替えて、なるべく目が覚めるような工夫をしています

習い始めのころに生徒さんが眠気に襲われるのは、脳がかなり活発に使われているから、オーバーヒートのような状態になるのだと僕は思います

そして、脳がレッスンや英語そのものに慣れてくると、あまり脳をフルに使わなくてもよくなるから、省エネ化し、疲れなくなってくるのでしょう

生徒さんに脳を活発に使ってもらうためには、僕は「軽く眠くなるくらい、刺激を与え続けること」を考えてもいいのかもしれないです

続きを読む →