天才と言われた、Milton Erickson(ミルトン エリクソン)という精神科医がいました
彼はこんなことを、ある本の中で言っています
“I try to tailor therapy to the individual patient.”
「私は個々の患者に治療を合わせようとしている」、直訳するとこんな感じですが、例えば同じ病気だったとしても、10人患者がいれば10通りの治療法があるというような意味にとれます
彼は治療法を体系化しなかったみたいです
この患者にとって必要なことは何なのか、どんな性格なのか、どんな生活習慣なのかなどを考えれば、それに合わせる治療法ができるのが自然なんですね
人と向き合うとはこういうことなのだなと感じ、刺激を受けました
この彼のスタイルは、僕の仕事のスタイルのお手本です
だから僕は、彼のマネをすることから始めてみようと思います
“I try to tailor English lesson to the individual student.”
先週の土曜日の午前中、Sさんにお誘いいただいて、壁についている突起物につかまりながら登るスポーツ、「クライミング」に初挑戦してきました
まず初めに、奥山さんという先輩から初心者講習を受けました
たった5分間!
そのあとすぐに、奥山さんに「渡邉さん、じゃあ、さっそく登ってみましょう」と促され、ビルの3階か4階位の高さもある壁を登り始めました
3分の1辺りのところで力尽きて、僕は落ちました
1回登っただけで腕がパンパンになり、握力を測ったらきっと1kgもないだろうなと感じるほど、力が出なくなりました
降りてちょっと経ってから、奥山さんは僕に「じゃあ、渡邉さん、次行きましょうか」と言われ、ほとんど握力のない状態で登りました
1時間半の中で、5回か6回挑戦しました
想像していたよりハードなスポーツだと思いました
先輩の奥山さん、超初心者からすると、容赦ないなと感じる人もいるかもしれません
僕は、このやり方はOFFBEATのレッスンのやり方とかなり似ていると思いました
時間をかけて教えてあげるのではなく、「まず体で感じてもらう」、要するに、「まず登る」、僕のレッスンに当てはめると、「一言でもいいからまず発してみる」です
自分が習う立場になってわかることですが、大切なのは教えてもらうことではなく、「自分自身がその物事に対して向き合うこと」なんです
そうすることによって「気付き」があり、上達していくのだと僕は考えています
とても良い経験ができました、Sさんにも感謝です
今月はT君がアメリカへ約2週間、行ってきます
T君には自分の店を持つ夢があり、そのために英会話がある程度できることは、とても大きな武器です
彼にとって今回のアメリカへの旅は、仕入れ、人との対話、行動力の大切さを知るなど、前回の旅行とは違うことを感じるものになると思います
これから実際に店を始めれば、時々アメリカに来ることになるでしょう
そして、英語力以上に大切なものに、少しずつ気付いていくでしょう
T君が店を経営して、同じ業種のお店を開きたいという後輩ができたとき、その後輩はT君に「英語力はどれくらい必要ですか?」と尋ねるかもしれません
その時にT君が後輩に「英語力より大切なものがあるんだよ」と伝えてくれることを、僕は期待しています
T君の夢の先に、僕の夢があります
今年も自分なりに沢山の本を読んだり、人から話を聞いたりして、勉強をしてきました
自分が勉強してきたことを、より多くレッスンに反映させることが大切なので、更に工夫されたエクササイズをこれからも作っていこうと思います
今年勉強したことの中で一番印象に残ったものは、「学習のときに必要なのは集中ではなく、リラグゼーション」ということです
集中とは、一つのことにしか意識が向いていない状態なので、学習にとっては非効率らしいです
反対に、リラックスしているときは、脳が並列的に動いているので、多くのことを組み合わせて考えることができるので、効率的です
「集中して勉強しなさい」と子供に対して言う親はいるでしょうが、言っても言わなくても結果はあまり変わりありません
かと言って、「リラックスしなさい」と言えば、相手はリラックスするのかというと、これも実は違います
これは心理学の話になってきますが、話が長くなるので、ここで書くのをグッと我慢しようと思います
これからも、OFFBEATをまだまだ成長させていきたいです
今年色々と勉強した中でわかったことの一つに、英会話を習うときには、単語や文に対して臨場感が伴うようにして英語に触れることが欠かせないということがあります
自分が英語に触れているとか、英語を話しているという臨場感を感じるのに一番簡単な方法は、英語圏の国へ行って見るもの聞くもの全てが英語の状況を作ることではないでしょうか
本を目にしたときに、”book”と自然に頭の中に出てくる感じが重要なのです
日本人の全ての人がそれをできれば、英会話学校の必要はなくなりますが、それは不可能です
現在OFFBEATでは、リスニング用の会話と、映画のセリフを言う練習とを2つに分けてやっています
ほとんどの生徒さんはレッスンの中で両方をやっています
今月から、リスニングにある程度慣れてきた生徒さんに対しては、映画のセリフを言う練習だけに切り替えました
聴くだけよりも、目で見ながらの方が臨場感を感じやすいからです
本当はシャドーイングをやればもっと効果はあるのですが、ついていける生徒さんはいないので、映画のシーンを見た後で、僕がセリフを短く切りながら言っていくのを生徒さんにリピートしてもらっています
これから更に、単語練習も全て、自分が今それを触っているかのような感覚を持てるようなエクササイズを作る工夫をするつもりです