T君のレッスンが終わって、こんな話をしました
英語をある程度わかるようになってからコミュニケーションをとる練習をすればいいか、それとも、とりあえず単語1つでもいいから伝えるコミュニケーションをやりながら英語をわかるようにしていくか・・・
「英語を何も知らない状態でも、コミュニケーションをとる練習から始める方が大切」というのが僕の考え方です
これを僕なりにT君に伝えました
T君の夢は自分のお店を開くこと
商品の仕入れは、自分で外国へ行って、買い付けをしてこなくてはいけなくなります
例えばアメリカへ仕入れに行って、あるお店に入り、いい商品を見つけた、けど少し高い、値切りたい、どう言うか・・
もし今のT君の英語力で値切るなら、「Down, please.」や「Discount, OK?」のような英語で勝負すればいいと思うんです
わざわざ値切るための表現を暗記しなくても、結果的に値切ることができれば、立派な交渉なんです
経験を積んでいけば、もっと上手い値切り方ができるようになってきます
そのために必要なのは、もはや英語ではなくて、コミュニケーションです
こんな話をさせてもらったら、T君は頭で何となくイメージできたのか、大きくうなづいていました
昨日から新しいトレーニングを導入しました
手を動かしながら会話をするというものです
昨日のF君のレッスンでは、ドミノを立てながら会話をしてみました
通常、人間は一度に一つのことしか意識が向かないので、同時に二つのことをしようとしたら、どちらか片方は無意識でやらなければできないはずです
手を動かしながら英語で会話をするときに、頭の中で日本語に置き換えてから話そうという意識でやると、いつの間にか手が止まってしまいます
だから、今まで英語を日本語に訳しながら会話をしていた人にとっては、とても難しいエクササイズです
昨日F君に、これをやってみての感想をレッスンの後に聞いてみたら、「普通に会話をしているときより、力が抜けて逆によかった」と言っていました
意識を会話から少し外すと、難しく考えなくなって、楽になるのかもしれないです
生徒さんに対しても、教室の外でも僕がよく言うことですが、「そりゃ、文でカッコよく言えればいいに越したことはないけど・・・」
昨日のレッスンでTさんが、最近やっているアプリ「Draw Something」についての説明を英語でしてくれました
半分くらい文で、もう半分は単語とジェスチャーを使い、一生懸命でした
最終的に僕はTさんの説明をほぼ理解でき、Tさんは「何とか説明できた」という顔をしていました
日本語でも何かの説明をするのは簡単ではないと僕は思います
それを英語でやろうとした時点で、Tさんには度胸があるのでしょう
簡単なことよりも、少し難しいことに挑戦してできた時の達成感は、自分だけの物です
生徒さんにはちょっと大変だけど、簡単なことよりも、「今自分ができないこと」に沢山挑戦してもらえればと考えています
F君は最近、自転車に乗りながらでも、僕が渡してある英語のCDを聴いているみたいです
そのほかにも、英語に触れる量が増えたのでしょう
毎週のレッスンで彼と英語でやり取りをしていると、彼が普段どれくらい英語に触れているのかが何となく見えます
僕が英語でダラダラ~~っと長い文で話しかけても、ほぼ理解をしているし、それに対する答えがしっかりと返ってきます
会話を楽しめるようになってきた感じがします
超初心者から英会話を始めてまだ1年経っていませんが、どんどん伸びています
何も教えないスタイルの僕のレッスンをよくここまで我慢しながら、信じて続けてくれているなと、感謝です
そして、努力を続ければ形になるということを、自信を持って受け入れてくれればいいなと思います
Fさんは3月に入会したばかり
違う英会話学校で英語をかなり勉強されてきたみたいで、英語の知識はすでにかなりお持ちです
FさんがOFFBEATに入会された理由は、英語を流暢に話せるようになりたいのではなく、単純に会話を楽しみたいかららしいのです
今日、こんなことを話してくれました
以前通っていた英会話学校で、こんなクラスメートがいたそうです
自分より英語のレベルは低くて、「そんなことも知らなかったの」と言いたくなるようなことでも堂々と先生に質問し、何よりも英語のことはほどほどに、会話を心底楽しめるような人だったらしいのです
Fさんからすれば、自分のほうが英語のレベルは高かったのは自覚していたのですが、自分より楽しく英会話ができるクラスメートに憧れていたそうです
この話を聞いて、僕はOFFBEATだからこそ、Fさんのためになるレッスンが作れるのではないかと思いました
「Try one word, get one feedback」から始めましょう