明けましておめでとうございます
昨年のOFFBEAT英会話教室の目標は、「自信を持って話す」でした
これは、英語力に対する自信ではなく、自分自身に対する自信です
今年は、昨年僕がレッスンを通して得たことや勉強して得たことから、2つの目標を作りました
一つ目は、「それぞれの生徒さんが、自分に合った語彙力を大量に増やす」
二つ目は、「レッスンの各エクササイズを、目的を意識しながら行う」
二つ目については文字で説明が難しいので、生徒さんに体感しながら理解を深めていただこうと思います
一つ目の目標、これは単純に、語彙力がついてくれば相手を理解する力も上がるし、自分が伝えられる量も増えるからです
昨年末あたりからすでに始めていたことですが、今年はこれをさらにパワーアップさせるつもりです
個人的には、他教室や他校の先生と交流を持てるチャンスができそうなので、そこで得られたものを仕事に反映させられればと考えています
今年もよろしくお願い致します
Uさんがレッスンの後、こんなことを言いました
「外国人の言ってることがようやく理解でき始めたけど、いや~、しゃべれませんね」
本当に実際はそういうものです
聞ける分だけしゃべれると思っている人は多くいるかもしれないですが、聞こえることとしゃべれることは別です
生徒さんも含めて、多くの人から「あとどれくらいで英語が話せるようになるかな?」と聞かれることがよくあります
僕はそのたびに、「数十年必要ですよ」と真面目に答えます
それは、話せるようになるには実践で話す練習が大量に必要ですが、日本に住んでいて普通に社会人をやっていれば、練習をする時間は限られてくるからです
だからといって、ある程度話せるようになるまでコミュニケーションをとらないでいる人は、結局話せずに人生が終わってしまいます
でも、そもそも何のために英語が必要か?
通じ合いたいからでしょ?
だからこそ、OFFBAT英会話教室では「単語だけでもいいから発してみましょう」と生徒さんに言い続けているわけです
言葉だけにこだわらなくていいから、相手と頭の中の絵をシェアすることを常に意識しましょう
レッスンの中でよくあることですが、生徒さんが僕に英語で話をしていて、とりあえず文では言えないから、単語を並べて伝えようとすることが多く見られます
これがOFFBEAT英会話教室でやりたいコミュニケーションです
文で言えないからといって諦めない!
英語が正しいかどうかを考えること自体、もったいないことなんです
それよりも、自分の言いたいことが伝わったかどうかの方が大切です
「英語が上手くなきゃ伝わらないじゃん」と思う人も少なくないと思いますけど、実際は結構伝わるものなんです
「今の言い方で合ってますか?」などと聞かずに、「自分も伝える努力をするから、あなたも理解しようとしてくださいね」という考え方をOFFBEATでは広げていきたいです
今日、S君のレッスンが終わってから、先週土曜日にやったOFFBEATパーティーの話になりました
高校3年生のS君はパーティーの中では最年少で、その他の生徒さんは20代から50代まで幅広くいます
彼にとって、このパーティーはある種の「学びの場」だったようです
人生の先輩方の話の内容もそうですが、コミュニケーションをとる練習としても意識をしていたと言っていました
それにしても、まだ17歳なのに色々と考えているなと感心させられます
この歳で生のコミュニケーションの大切さに気づいている時点で、彼は得してると僕は思います
来年の4月から彼は神奈川の大学へ進学するので、神奈川に住みます
そんなS君が「パーティーをやる時は参加したいんで、これからも誘ってください」と言ってくれたことを、僕は嬉しく感じました
僕がよく生徒さんに英会話学習で重要なことを「まず一言、何か発してみる」、「言葉ではなく心を交わす」、「話す相手と、頭の中の絵をシェアする」などと表現して話すことがよくあります
だけど、どれだけ言葉で上手く説明できたとしても、深く理解してもらうには時間がかかります
そもそも、言葉だけで説明できるほどシンプルなことではないからです
それでも、生徒さんが「ちょっとわかった」とか「何となくわかった気がする」などと言ってくれると、嬉しく感じます
英語力がすでに日常生活には困らないレベルのTさんも、「やっぱり英語だけできてもダメなんだなってわかった」と、感じてくれています
自分が思想や信念を持っているならば、多くの人に伝えたいし、理解してもらいたい
だって、その思想や信念は素晴らしいものだと自分は思っているから
だけど、言葉だけではなかなか伝わらない
各生徒さんが意識して続け、自分で気付いてもらうまで、熱意を持って同じことを伝え続ける覚悟がいると僕は思います