僕はレッスンの中で、生徒さんに意見を聞いたり説明をしてもらうエクササイズを沢山行います

例えば、東北の地震で大きな津波が来て、静岡に住んでいる自分たちにどのような影響があると思うかを聞いたり、“What is げた?”と質問して、「下駄」とは何かを説明してもらうことを沢山やっています

ほとんどの生徒さんは、「難しい」といいます

実際、僕自身、同じような質問をされたら難しいと感じるはずです

それでもなぜこのような「難しい」ことをレッスンの中でやっているかといえば、意見を聞かれたり何かを説明する機会がある可能性は、外国人と英語で会話をすることがあれば、十分にあるからです

なめらかな英語でスラスラと何でも言えるようになれば、それはとても気持ちがいいことだとはわかっています

僕はそれよりも先に、生徒さんに「実りのある会話」を楽しんでもらいたいのです

片言でも、積極的に伝えられるような人を増やしていきたいのです

それの準備のための、レッスンです

流暢に英語を話せるようになるには、膨大な時間が必要です

なので、片言の英語でも一生懸命に「会話の練習」を続けた先に、ご褒美として「英語力」がついてくると伝えていきたいです

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英語で会話をしているとき、単語の使い方や文法の正しさがどれだけ重要か・・・

僕は、そういったものが重要ではないとは言いませんが、それより大切なものがあるといつも生徒さんに伝えています

それは「熱意」と「何を話すか」です

たとえビジネスのプレゼンでさえ、英語力よりも熱意と話す内容の良さの方が大切だと思っています

なぜかと言えば、話を聞いている相手は、話している人の「英語力」を見ているのではなく、「情報や意見」が欲しいからです

ところで、昨日のSさんのレッスンで、彼女が以前より会話をより前へ進めるようになってきたと僕は感じました

レッスンの中で英字新聞を読んだ後、その記事についてどう思うかをSさんに尋ねました

Sさんはすぐに答えました

レッスンが終わってからSさんは、「記事を読んでいる最中、きっと先生はこれについて質問をしてくるだろうと思って、読みながら色々と考えていた」と話してくれました

この「考える」ことが、会話をより前へ進めるようになった理由の一つだと思います

考えていなければ、意見を聞かれても、「わかりません」で会話が終わってしまうからです

英語だけに意識をもっていかないこと、僕は大切にしています

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英語で会話をしているとき、特に英語を習い始めたばかりの人は、どうしても自分の英語は「正しいのか」が気になってしまいます

実践でネイティブの人と会話を沢山経験すればわかってくることですが、多くのネイティブの人は、相手が「どんな英語を使うか」ではなく、「何を言いたいのか」に注目しているはずです

なので、文法を間違えようが、単語の使い方や表現方法がちょっとくらい不自然に聞こえても、理解してもらえれば会話は流れるのです

この「流れ」を音楽的な表現で言うと、「グルーヴ」になるんでしょうか・・

とにかく、僕は各レッスンの最初に生徒さんと自由に会話をする時間をもうけていますが、「この会話はグルーヴしているか・・」と常に自分の中で意識をしています

生徒さんには、この自由な会話時間の中では、「正しい言い方」よりも、「会話の内容」に夢中になってほしいと思っています

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高校生のS君がOFFBEATに通い始めて1年ちょっと

彼の成長は著しいです

英語力が劇的にアップしたというわけではなく、英語力はちょっとずつ、だけど、コミュニケーション力は始めたころと比べるとよくわかります

彼がここに通い始めたころは、僕が英語で話しかけても理解しているのかどうかも怪しい感じでした

昨日のレッスンでは、30分間ずっと、S君が先週行ってきた東京でのことを話してくれました

この30分間での発話量の割合は、7:3位で彼の方が多く話していました

大人の生徒さんでも、自分の英語力がまだまだと感じているために、自分が話せる話題だけを選んだり話すことすらやめようとしている方もいます

だけど、S君はまだ周りの目や反応に敏感な10代です

そんな彼が僕の教室のコンセプトでもある、「まず一言でも発してみる」を実践してくれているのがとても嬉しいです

そして、まず何か言ってみるということを繰り返すことによって、彼の「英会話力」は急成長しているのだと僕は信じています

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最近さらに言葉を覚えてきた娘は、気に入った単語や表現を、場所は関係なく繰り返し口から出して楽しんでいます

親として困った表現が「たすけてぇ~~」です

家の中で言うならまだセーフです

昨日は僕が娘を保育園にむかえに行き、いつもの通りに、おんぶで帰りました

このタイミングで「たすけてぇ~~~」と叫ばれたら、どうしようもありません

早く帰ろうと少し早歩きにしてみたのですが、更に怪しく見えてしまうなと思い、やっぱり普通の速さで歩きました

一緒にチューリップの歌を歌いながら帰るという約束で、叫ぶのはやめてもらい、「さ~い~た~、さ~い~た~・・」と歌いながら帰ってきました

子供が言葉を早く覚える理由の一つに、「声に出して言ってみる」、この量が多いからなのかもしれません

大人にはなかなかマネできない部分だと思いました

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