英単語や表現を覚えることは大切ですが、それだけでは使えるようになったとは言えません
積極的に使う練習をしてこそ、身になるものだと僕は信じています
Uさんの今日のレッスンで、1時間のうち約50分を英語の雑談に使いました
UさんはまだOFFBEATに通い始めたばかりですが、おしゃべり好きということで、自分の仕事であるコーヒーの話題で熱く話をしてくれました
途中途中で言えない単語や表現を彼が日本語で言い、僕がそれを英語に直して「あっ、そうだそうだ」と言いながら、沢山のアウトプットをしました
レッスンが終わったあとUさんは、「いや~、かなり勉強になりました」と言ってくれました
僕は彼の話にほとんど相槌を打つ以外は何も話しませんでした
自分の言葉で沢山英語を使う練習をして、英語を使うという実感を味わえたのだろうと思います
彼の発した、「いや~、かなり勉強になりました」がとても心に残りました
娘のはなが、だんだん言葉を覚え始めてきました
つい先日、晩御飯のスパゲッティを食べ終わって、後片づけをしていた時のことです
テーブルやテーブルの下に沢山の食べ散らかしがあったのを見つけた娘が、一つ一つ拾っては食べ、「うまい~♪」と独り言を言っていました
どうやら彼女の中で、「うまい」は物を口に入れた後に言う表現なんだという認識をしたらしいです
それはそうとして、この言葉は僕と妻が言っていたのを学習したに違いありません
食事中に「うまい」という言葉を使っていたことを娘に気づかされました
人間は考えた上で言葉を発するだけではないみたいです
反射的、無意識に言葉を出していることも多々あるのだなということなんでしょうね
レッスンでリスニングの練習をすると、生徒さんの中には、「だいたい何の話をしているか理解できるけど、わからない単語がいくつかあった」と言う方がいます
僕はそのようなときには、単語一つの意味にこだわらず、話の大筋がわかればよしとしましょうと伝えています
単語ばかりに気を取られすぎていると、大事な話の内容が頭に入ってこないからです
日本人同士で会話をしていても、相手が自分の知らない単語を一つ言ったからといって、それが気になって相手にその単語の意味をいちいち聞くことはあまりないと思います
少々自分の知らないことを言われても、そのまま流すでしょう
これと同じで、英語で会話をするときも、相手が知らない単語を言ったからといってビビらずに、まずは話を全部聞いてみることが大切だと思います
理解すべきところは、相手が自分に何を伝えたいか、何を聞こうとしているのか
ここがコミュニケーションで重要なポイントではないかと思います
S君がレッスンの後に質問をしてきました
自分の今の英語力で本当に外国人に通じるのかを知りたいと言いました
まだまだ文章で話すレベルではないですが、十分通じると僕は思っているので、そう彼に伝えました
自分の英語が片言で、どの程度ネイティブ相手に通じるかを知りたいと思ったら、逆の発想をしてみることをS君に勧めました
日本語が片言の外国人が自分に話しかけてきて、その人がどの程度の日本語力なら自分はその人の言っていることを理解できるかを想像することです
単語をいくつか並べただけの表現でも、何となく相手の言いたいことを理解できると想像できるはずです
こう考えると、そんなに高い英語力がなくても大丈夫なのだな、と少し自信を持てると思います
こんな経験があります
友人同士が釣りの話を始め、ルアー、魚の名前、釣り場、釣り竿、リールなどの話しで盛りあがっているのを、釣りをあまり知らない僕は聞いているようで聞いていませんでした
彼らが使う単語を理解できなかったから、話についていけなかったのです
昨日のレッスン後、Sさんとこんな話になりました
映画をみていると、話を理解できる部分と全くできない部分があるとSさんが言いました
きっとその映画の中で理解できない部分は、Sさんの知らない分野の話なのだと僕は言いました
Sさんは50代なので、ピンクレディーの話では盛り上がれる世代です
だけど、AKB48の話で盛り上がれるかといえば、多分ついていけないと思います
英語を勉強しているから、何でも理解できるようになるということではなさそうです