Sさんが今日のレッスン後に、ご自身の海外旅行体験を話してくれました

飛行機の機内で客室乗務員に、温かい飲み物を欲しくて英語で頼もうとしたそうです

Sさんはトラベル英会話の本でいくつか文を予習をしていたらしく、その中にちょうど「温かい飲み物をいただけませんか?」という文が英文で紹介されていたのですが、本番で頭が真っ白になってしまい、せっかく覚えていた表現を使うことができずに、結局は頼むのを止めてしまったそうです

文をまるまる覚えていたとしても、その文を忘れてしまうと何も口から出てこなくなってしまう経験は、日本人の多くが経験することかもしれません

今日のレッスンの中で、ホテルに泊まったという状況でSさんに、「鍵を中に置いたまま部屋を出てしまい、入れなくなった」や「エレベーターの音がうるさいので、違う部屋に移りたい」などを完全なアドリブで伝える練習をしました

この練習をやったあとにSさんが気付いたことは、「あの飛行機で温かい飲み物を頼みたかったとき、”Hot drink, please.”くらいなら言えたはずなのに・・・」ということだったようです

人は、英語を覚えることで満足するのではなく、「外国人と意思の疎通がとれた」という、もっとシンプルな部分に満足するのだと僕は思います

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