僕がアメリカの短大で勉強をしていたころ、週に2つか3つくらい、何かしらレポートなどの提出がありました
その時によく教授に言われたことが、「rough draft(軽い下書き)を明日書いてきなさい」でした
これは、まず土台となるテーマを決めて、それについて「とりあえず」形を作り、そこから徐々に精度を高くするためのものです
この考え方は、大人になって仕事を始めてから、実践を通して素晴らしさを感じています
例えば僕の仕事の場合、
①新しいレッスンのアイデアが思いつき、それをメモすることから始まる
②そのメモをもとに、まずは形として見えるもの(リストにする、絵を集めるなど)にする
③できた形を、時間をかけながら精度を徐々に高くしていく
このパターンが多いです
会社によっては、ミーティングで大切なことを決めて早く形にしていきたいけど、なかなか意見がまとまらずに何も事が進まないということも少なからずあると思います
そのような場合に、「とりあえず」簡単な形をその場で作ってみれば、その後の進み具合もスムーズに行くはずです
最初から妥協のないようなものを作ろうとしたら、「初めの一歩」すら出すのが大変になってしまいます
これは、色々なことに応用できると思います
僕の英会話に対する考え方も「rough draft」の要素が強いです
「とりあえず」、言いたいことを単語でもいいから出してみる、そして、相手の反応によって、ジェスチャーや他の単語を使って、補足していく・・・こんな感じです
最初からきちっとした文章で言おうとしたら、「最初の一歩」を出すのが遅れてしまうからです
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