ずっと前ですが、テレビの番組で面白い実験をやっていたのを思い出しました

2人の被験者に隣り合って座ってもらい、間に壁を置き、お互いが見えないようにします

その状態で2人に同じ本を読んでもらうのですが、1人には普通に読んでもらい、もう1人には速読で読んでもらいます

しばらく時間が経ってから、間にある壁を取ったら、2人には大きな違いがありました

片方の人は号泣していて、泣いてない人は号泣している人を見て「泣く意味がわからない」という反応をしていました

号泣していたのは、普通のスピードで読んだ人でした

本もそうですが、映画でも感動することはよくあります

2時間の映画で泣くこともあれば、10分のショートムービーで泣けることもあるでしょう

僕は感動ものの映画を教材にすることもあるのですが、レッスンの準備としてDVDを2倍や3倍で再生することが、たびたびあります

何度その映画を見ても感動するのに、早送りで見ると、とたんに感情移入ができなくなります

ストーリーの長さは関係なく、コマ送りで本を読んだり映画を観ても「泣ける映画」が「泣けなくなる」に変わることは、興味深いです

ナチュラルなスピードと、早いスピードでは、頭に入ってくる情報の量は同じでも、捉え方が違うのかもしれません

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