どうすれば伝わるかをよく考える

 

 

 

Yちゃんは小学6年生で、OFFBEATでレッスンを受け始めて半年ちょっと過ぎました。

もともと少しシャイな性格で、話す声もどちらかというと小さめで、自分から何か言うタイプではありません。

そんなYちゃんも、若干ですが、コミュニケーションで伸びた部分が2つあります。


1つが「まず何か言ってみて相手の反応を見る」ということ。

先日、ロールプレイの練習で、洋服屋さんで買い物をしているという状況の中で、店員さん(僕)にYちゃん(客)がどこでお会計をすればいいか聞くというものがありました。

英語の単語1つも頭に出てこなかったみたいで、"Reji dokodesuka?"(レジどこですか?)と店員に聞きました。

もちろん相手は日本語を理解できないことになっているので、言葉だけでは何を伝えようとしているのかの判断は難しいでしょう。

ですが、Yちゃんは商品を手に持っているジェスチャーと、指を色々な方向に向けて何かを探していることを伝えてきたので、僕が"Money?"と聞いてみたら、Yちゃんは"Yes."と答えたので、僕は会計をする場所を"That counter."と教えました。

Yちゃんがアクションを起こしたから、店員が反応できたのです。


2つ目は工夫する力がついてきたこと。

同じく洋服屋さんの設定で、春秋用のジャケットはどこにあるか店員に聞いてもらいました。

Yちゃんはまだ「春」や「秋」の単語を英語で覚えていなかったので、店員に対して、"April October jacket, please."と言ってきました。

4月だから春、10月だから秋という発想は僕にはありませんでした。

実際に外国でこれが通じるかどうかはわかりませんが、言葉を違う表現に置き換える発想は、持てるようになってきました。


OFFBEAT英会話教室コミュニケーションを第一に考えているので、文や表現の正しさよりも、まずは伝える勇気を持つことを優先しています。

そういう意味で、Yちゃんは順調に伸びています

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「お父さんの英語、変だけど。。。」

 

 

Dさんは60歳で、大学生の娘さんがいます。

娘さんは高校生の頃、アメリカのカンザス州に短期留学をした経験があり、その時はホームステイをしていました。

先々週、そのステイ先のホストファミリーが日本に遊びに来て、静岡にも数日滞在したそうです。

Dさんはホストファミリーと少しでも話をできるように、当教室のレッスンで3週間前から何を話すかなどの準備をしていました。


先週のレッスンの時に、Dさんはホストファミリーと食事をしたときの話をしてくれました。

Dさんがつけている腕時計は、Garminというメーカーで、カンザス州にある会社らしく、その時計の話でホストファーザーと盛り上がったそうです。

会話は少し楽しめた」とDさんは僕に話してくれました。


Dさんとホストファーザーとの会話を聞いていた娘さんは、こう言ったそうです、「お父さんの英語、変だけど不思議と通じてるんだよね。なんで?」

お互いに興味のある話をしているときは、言語の壁を超えて歩み寄ろうとする力が働くのだと、僕はよく思っています。

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「馴れ初め」を英語で説明する

 

 

 

 

ここ1年、抽象的な日本語の単語を英語で説明してもらうエクササイズをやっています。

例えば、「馴れ初め」、「恩人」、「納品」などの表現です。

これをやっていてわかるのは、英語力があるから説明が上手いということではないということ。

逆に、英語力はまだまだでも、説明できる人はいるわけです。


そもそも、何故こんな難しいことを英会話上級者でもない生徒さんにやってもらっているかというと、メンタルを鍛えるためです。

実践の会話になったとき、ちょっと込み入った話や深い話になると、「これは難しくて伝えられない」、「説明できないだろう」と最初から決めてしまって、"I don't know.”で話を切ってしまう状況はよくあることでしょう。

こちらから何か発信すれば、数パーセントは通じるものです。

伝えなければ、当然ゼロ。

会話を楽しむというのは、文法的に正しく言えて満足するということではなくて、相手と情報の共有ができたり、伝えたい事を自分の言葉で直接言うことだと僕は思うのです。

生徒さんたちにとっては、確かに疲れるエクササイズの一つですが、これらを乗り越えて、ぜひとも実りのある英会話を沢山してもらいたいです。

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自分の意見を持っているか

 

 

 

Sくんは、OFFBEATでレッスンを始めたばかりで、英語力はこれから伸びていくという感じです。

今日は「東京オリンピックが開かれることは、日本にとってどう良いか」、「今年のW杯サッカーのMVPがモドリッチに決定したが、S君だったら誰をMVPに選んだか」などについて話しました。

話し方はたどたどしいのですが、彼のすごいところは、どんなテーマの会話で意見を求められても、すぐに答え始めるという部分です。

普段から色々なこと考えて生活しているのかなと、僕は彼と会話をしながら想像していました。

英会話において、英語力があるに越したことはないのは間違いないですが、外国人と会話をした時により大事になることは、自分の意見を持っていて、それを片言でも語れるメンタリティかなと、今日のS君との会話で再確認できました。

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教え方を変えることはできないのか?

 

 

 

小学6年生の生徒さんたちのコミュニケーションが、それなりに上達してきました

このままいってほしいと思うのですが、中学、高校と上がるにつれて英語力がつく半面、会話力が落ちる子もいたりします。

理由は、学校で文法を勉強したり、和文英訳をするようになると、OFFBEATのレッスン時にも、頭の中で作文をするクセがでてしまい、会話のテンポを崩すからです。

特に、進学校へ行っている子には、それが顕著に出ます。

学校や塾での英語の教え方は、主に、受験に焦点を当てているので、コミュニケーションにおいて言語を「操れる」ようになるやり方とはだいぶ異なります。

日本でも、そろそろ学校での教え方を、規範文法中心の教え方から、「まず実践で使える教え方」にシフトチェンジすることはできないでしょうか?

これに必要なのは、現場の先生がどう教えるのかを考える時間を、十分に与えられる余裕が各学校にあることだと思います。

でもその前に、根本的に、受験の制度をなくさないと難しいですね。

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