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相手の表情を見る
Iさんはレッスン以外にも英語を熱心に勉強しているようで、レッスンの中で僕が話しかけたときに、積極的に新しく仕入れた表現を使ってみます。
その表現が僕に通じているのかどうかを、僕の顔をうかがいながらチェックして、通じたことを確認しています。
これを毎週繰り返しているので、Iさんの表現の幅がどんどん増えてきているのは、自分でも感じていることでしょう。
コミュニケーションで僕が大事だと思う部分は、自分がどう伝えたかということ以上に、相手にどう伝わったかです。
Iさんが僕の表情を見て、自分の英語が伝わったかどうかを確認することは、英会話を学んでいる人のお手本になると僕は思っています。
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好奇心がシャイな自分に勝った
高校3年生のFくんと、このような話をしました。
「外国人から見ると、日本人にはシャイな人が多い」、Fくんもそう感じていました。
なぜ英語で話をするときに言葉数が少なくなってしまう日本人が多いのかという部分に関して、Fくんに意見を聞きました。「日本では英語を受け身的な学び方なので、教わった通り完璧に話さないといけないと思っている人が多い」というのが、彼の意見です。
Fくんはレッスンでも積極的で、文法の間違いを恐れずに話せるタイプの子です。
そのきっかけは、2年前に外国人と話す機会があったからだと話してくれました。
僕はその時にFくんが英会話に自信をつけたのかと思ったら、実際はそうではなく、「相手のことを知りたいという好奇心がシャイな自分に勝った」と言っていました。
好奇心はいろいろな意味でモチベーションになるのだなと、感じさせられました。
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言葉を絵にする
OFFBEAT英会話教室のレッスンでは、言葉を頭の中で瞬時に絵に変換する訓練を行っています。
コミュニケーションは、人同士がお互いの頭の中にある絵を交換することだと、僕は生徒さんによく話すのですが、これは英会話だけに限った話ではなく、友達との会話やビジネスにおいての会話でも重要なことだと考えています。
例えば、床屋さんがお客さんが希望する髪型を伝えているのにそれを頭の中でイメージできなければ、髪の毛を切り始めることはできません。
英会話初心者にとっては、相手が長い英文で話してくると、頭の中で文を日本語に訳すクセがあって、それが邪魔してしまい、何も理解できなくなってしまいます。
相手が言ったことの中で2つ3つでも単語を聴き取れれば、そこから何か相手が言おうとしていることを推測しようとすることができます。
これをなるべく早くできるようになるためには、そのための訓練が必要だと思います。
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生徒さんに試練を
OFFBEAT英会話教室のレッスンの特徴の一つは、講師が生徒さんに試練を沢山与えることです。
「あなたはレストランにいて、財布を無くしてしまったことに食事の後に気が付きました。その旨をウェイターに伝えてください。」などの状況を作り、生徒さんがレストランのお客さんで僕がウェイターの役になり、台本無しのロールプレイをします。
英会話初級者の方にとってみれば、まだ何も教わっていないのに英語で言えるはずがないと思うのは当然です。ですが、その状況に置かれてしまえば、自分が何とかしなければいけないことには変わりません。
“Sorry, no money.”と伝えて、ウェイターがどのように反応するのかを見ることが、コミュニケーションの勉強だと思います。
生徒さんたちは、このようにして僕に与えられた試練を何度も乗り越えながらメンタルを鍛えていきます。
海外旅行へ行った生徒さんが土産話をしてくれた後、「シチュエーションの練習やってたから、何とかあの困難を乗り切ることができました」と言ってくれると、僕も「よし、更なる試練を用意しよう」という気にさせられます。
ちょっとしたきっかけの大きな変化 はコメントを受け付けていません