シャイなAちゃん

 

 

 

Aちゃんは来月から中学生の12歳、とてもシャイな性格で声も小さく、僕が話しかけたことに対しての返し方がわからないと、沈黙の時間が長く続いてしまう感じの女の子です。

OFFBEATのレッスンは文法などの間違いを気にせずに、まずは何か一言でも発してみるのがコンセプトです。

多くの生徒さんは、これを実践しながらコミュニケーションを少しずつスムーズにしていくことができています

Aちゃんの場合、レッスンを受け始めて2ヶ月ほどになりますが、「何か試しに一言を出す」ことがまだ難しいようです。

これは性格の問題もあるので、日本語で話すのも恥ずかしいのに、英語になればできるという問題でもないでしょう。

この約2ヶ月間、Aちゃんのレッスンをどう進めていくのかをすごく悩んでいましたが、しばらくはリピートなどのインプットのエクササイズをかなり多めにして、声を出すことに慣れることにフォーカスしようかと思います。

英語を上達させることも大切ですが、相手に興味を持ち、相手の気持ちを理解する努力をし、相手の目を見て会話ができるようになることは、大人になってから更に大事な部分になるので、そこを何とか少しでも助けたいです。

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現在の自分の英語力で・・・

T君は現在、中学3年生で、静岡ジムラッツというバスケットボールのクラブチームに所属しています。

今度の日曜日の練習に、アメリカから特別コーチが来てくれて、教えてもらえるそうです。

それに関して、T君から僕に質問がありました。

「自分のポジションはポイントガードで、身長はそんなにないなかで、どうやって戦っていくべきか」というのをその特別コーチに質問したいけど、英語でどうやって言えばいいかということでした。

僕は試しに、今の自分の英語力だけで質問するとしたら何ていうかをT君に言ってもらいました。

“My position is point guard.  I am short.  What I do?”と、このように言いました。

これに対して僕はT君に、これでも少しはコーチにT君の言いたい事は通じるはずだから、今の自分の英語力で勝負するべきだと伝えました。

T君は将来、アメリカでバスケットボールをプレーすることを目標にしています。

ならば、今彼に身につけてもらいたいものは、完璧な英語力ではなく、自分の英語力で相手とコミュニケーションをどんどんとっていけるメンタリティーなんです。

これができれば、いずれ英語力は向上するでしょう。

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パフォーマンス中は考えてはダメ

今日はTさんにウクレレを教えていました。

Tさんは5曲くらいは何も見ずに演奏することができます

サザンオールスターズの「真夏の果実」という曲を弾いていたら、途中の部分をド忘れしてしまったらしく、ピタッと止まってしまいました。

その時Tさんは、「思い出そうとして一瞬考えたら、頭が真っ白になった」と言いました。

人間は、考えると、頭も体も止まってしまうようになっているみたいです。

逆に言うと、普段やっている行動や会話の多くは、無意識がやっているということです。

最初は意識をしながら訓練をして、無意識化できたものが、上手にできるということなのでしょう。

楽器もそうだし、スポーツも同じことです。

現役のサッカー選手で世界最高と言われる、リオネル・メッシ選手のインタビューを見たとき、「ドリブルをしているときはどんなことを考えているか」という質問がありました。

質問に対し、メッシ選手は、「考えていない、考えるとボールを敵に奪われる、体が勝手にそう動く。」と答えていました。

高いレベルで何かできる人は、高いレベルの訓練を反復しているということでしょう。

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できるようになってから理解する

僕は娘の算数を教える時、ドリルの答えをそのまま写すように言う時があります。

娘は、「先生が答えを見て書いちゃダメだって」と言いますが、とりあえず写させます。

理由は、まだ頭の中にやり方が定着していない問題は、どれだけ考えても答えは出せないからです。

昨日は、25×36を工夫して計算する問題をやっていました。

今までであれば、ひっ算をして答えをだすやり方をしていましたが、最近学校でやっている「工夫」とは、、

25×36=25×4×9=100×9=900

の様に計算する方法のことです。

娘はなぜ36をわざわざ4×9にしなければいけないのかがわからなかったので、ずっと考えたままその問題で止まっていました。

実際は、ほぼ思考停止の状態だったはずです。

似たような問題の答えを見ていくうちに、25×4=100になることがわかり、先ほどの謎が解けたわけです。

理解することとできることは別です。

先にできるようになってから理解したほうが、しっくりくるものは沢山あります。

英文法もその一つ。

軽く説明してすぐに問題を解かせるより、正解例を沢山与えていくうちに、「あっ、そういうことか」と自分で気づかせるやり方のほうが、効率的だと僕は思います。

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息子がulcerという単語を言っていた

僕の4歳の息子は、教室に置いてある映画のDVDをよく借りて2階で楽しく観ています。

しかも、同じ映画を何度も観ます。

先日、息子がCannonball Run 2 という映画を観ているところを観察してみました。

アラブの王族の息子が前回のレースに負けた言い訳を父にしているシーンで、”My ulcer…”(僕の潰瘍が、、、)というセリフがあります。

僕の息子はこのシーンが好きらしく、「”My ulcer~~”はっはっは~」と笑っていました

ulcerの意味も潰瘍の意味もわからないけど、とりあえず発音はできているのです。

更に観察していると、ところどころセリフをシャドーイングしていることに気が付きました。

日本語のテレビ番組の再放送を観ていても、絵本を読み聞かせをしていても、息子は自分の好きな場面は声に出すのです。

もしかすると、どの子供も、この「シャドーイング」を大人が気付かないところで沢山こなしているのかもしれません。

声に出さなくても、頭の中でこれを繰り返せば、自然に言語が身についてきます

効果的に第二言語を身につける方法の一つ、「シャドーイング」はおすすめです。

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