ロールプレイのエクササイズで、Sさんがこんな工夫を見せてくれました

状況は買い物の設定で、お客さん役のSさんがお店で探しているものは、「ギターの弦」です

「弦」を英語でどういうかわからなかったSさんは、店員役の僕にまずこう話してきました

“Excuse me, where is guitar?” (すみません、ギターはどこにありますか?)

僕の教室にはギターがおいてあるので、僕はSさんを「ギター売り場」に案内しました

それからSさんはギターについている弦を指さして、”I want this.”(これが欲しいです)と僕に言いました

店員(僕)はすぐにお客さん(Sさん)が何を探しているのかを理解して、売り場がどこにあるのかを教えました

自分が伝えたいことがあるとき、どういうふうに工夫をすれば相手に自分の言いたいことを理解してもらえるのか、これはコミュニケーションにおいてとても大事な部分だと僕は考えています

英単語を知らないとき、知っていたけど忘れてしまったとき、伝えることを諦めずに粘り強く要件を伝える訓練は、必ず実践で役に立ちます

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ステージなどでショーを行う人たちは、リハーサルに大量の時間をかけます

本番直前のリハーサルでは、ステージでの立ち位置、照明の具合、どのタイミングで音を出すかなどの細かい部分を確認する作業が主になります

演者、特にまだ経験の浅い人にとっては、ステージに出ることの臨場感を沢山覚えて、緊張で頭の中が真っ白にならないようにするという意味でも、リハーサルは重要だと思います

英会話に関しても同じようなことが言えると、僕は考えています

レッスンの中で地図を見ながら人に道を教えるエクササイズがありますが、これを普段は座ってやっています

少し慣れてきた生徒さんには、立ってやるようにしています

僕が地図を持って2m位離れたところから生徒さんに近づき、「~ホテルに行きたいのですが、今自分がこの地図上のどこにいるかわからないので、行き方を教えてもらえますか?」と質問します

今まで座りながら道を教える練習では上手くできていた生徒さんが、立ち上がって少し臨場感を上げただけで、緊張から上手く言葉が出なくなってしまうこともありました

同じことを2回、3回とやると、だんだんスムーズにできるようになってきます

英会話のレッスンも、練習とリハーサルの両方が大切だなと思いました

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6月14日(土)は、スノドカフェさんで月に一回やっている、Art Lesson in English (ALE)がありました

今回のテーマは「色から受ける心理的なインパクト」についてでした

もし、人間の顔が緑色で描かれていたら、空が真っ赤に描かれていたら、私たちはその絵からどのような印象を受けるのでしょう

そんなことを色々と話し合いました

毎回ALEでは前半と後半に分けてやっています

今回の後半で、絵画を批評するエクササイズを行いました

思ったことをバンバン言う人とそうでない人で、発言量は変わってきます

僕は、毎回参加してくれているHさんに意見を促しました

Hさんは英語で思ったことを言うことには、まだ慣れていないという印象を僕は持っていました

僕がHさんに”What do you think?”と聞いたとき、Hさんは話し始めてくれました

慣れない英語で表現しようとすれば、当然、文で表現する余裕はありませんが、Hさんはゆっくりと自分の考えを、思いついた単語を並べながら発表してくれました

自分の思っていることを、不器用でも伝えようと挑戦していたHさんの頑張りに、僕はグッときました

これからも、このような機会を沢山作りたいと思いました

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人とコミュニケーションをとるうえで大切なことの一つに、相手を観察することがあると、僕は思っています

会話をしていて自分がAさんに何かを説明したとします

Aさんに対して「今の説明でわかりました?」と聞いたときに、Aさんは「はい」と答えました

ですが、Aさんの目は少し上を向いて、なんだか頭の中がごちゃごちゃになっているのを整理しようとしているみたいです

たぶん、Aさんは自分が説明したことをあまり理解できていません

「わかりました?」と聞いても、相手が「はい」と答えたからといって、しっかりと理解してもらえたとは限りません

それを見極めるのに大事なのが、相手を観察することだと思います

ほかにも、「この人、自分の言ってることを理解してないかも・・」と僕が感じる仕草があります

・ちょっとニヤけている
・首を一瞬横に傾ける
・首がうなずいているけど、目の焦点が定まっていないように見える

全ての人にこれが当てはまるわけではないですが、半分以上は「やっぱりね」という結果になります

自分の読みが外れたら、また観察のやり直しです

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OFFBEATのレッスンの中で、生徒さんが話しているときに文法のミスをしても、表現が少しくらい違っていても、僕はそれを正すことはほとんどありません

それよりも僕が優先しているのは、会話が流れているかどうかです

失敗を怖がらずに前に進む勇気が、英会話を身に付けるのに一番大事な要素だと僕は信じています

外国でレストランに行って注文と違うものが出てきたのに、英語でそれを言うことができなくて我慢してそれを食べた、という話を何度か聞いたことがあります

英語で「これは私が注文したものと違います、私が注文したのはサーモンのムニエルなので、それを持ってきてください」くらいのことが言えなければ、間違えたものと取りかえてもらうことはできないのでしょうか?

多くの生徒さんが本当にやりたいことは、正しい英語を使えるようになりたいのではなく、会話をしたいはずです

会話をスムーズに行えるようになるには、失敗を怖がっていては中々できるようになりません

英会話講師として僕が生徒さんに伝えるべきことは、「英会話においての失敗は、言い間違いをを恐れて伝えることをやめてしまうこと」ということです

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