以前からTさんは「英語で歌を歌える人がすごい」と話していました

よく話を聞いたら、歌が上手な人は皆、楽譜を読むことができるのだと思っていたそうです

僕は英語で歌を歌えるけれども、英語を読めても、楽譜を読むことはできないという事実をTさんに話しました

Tさんはとても驚いていたと同時に、「自分でも英語の歌を歌うことができるかもしれない」と思ったそうです

そういうわけで、昨日からTさんと英語の歌を歌う練習を始めました

まずは練習する歌を沢山聴くことからです

歌詞をメロディーにのせると、どうしても話しているときとは違うタイミングで音を切ることはよくあります

これに慣れてしまえば、あとは発音をしっかり訓練するだけです

レッスンの後、Tさんは英語の歌に触れることができて喜んでいました

半年くらいじっくりと時間をかけて、”Love Me Tender”を歌えるようにできればいいなと思います

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昨日、娘が人数を数えているのを横で見ていました

娘は、「たかおじちゃんと~、れいおばちゃんと~、はなちゃんと~、かあちゃん!」

と言ったので、僕が合計で何人になるか聞いてみました

「いち、にぃ、さん、しぃ」と数えたところまでは良かったのですが、そのあと、「・・・じゅうはちにん!」と自信満々で答えていました

言語がまだしっかりと身についていない子供にとって、数に単位がプラスされただけで全く違うものになってしまうのだと思います

数えるときは「いち、にぃ、さん、しぃ」というので、「4」を「しぃ」と発音するため、「よにん」という言い方を知らない限り出てくるはずがありません

大人はすでに知っていることで、子供に対して「なんでやねん!」と言いたくなってしまうことも沢山あるでしょうが、実際は、言葉を正しく使うことは4歳になった娘にとってもまだまだ難しいということです

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昨日、娘と「ちびまる子ちゃん」を見て、そのあと一緒に風呂に入ったときに質問されました

「なんでまるちゃんのおじいちゃんは、まるちゃんを『まる子や~』って言うの?」

ちびまる子ちゃんのおじいちゃんは、まるちゃんを呼ぶときに「まる子や~」と確かに言います

言葉を教えるにあたって一番難しい部分がこれです

まるちゃんのおじいちゃんが何故「や」を最後に付けるのかというのは、説明ができないからです

こういう言い方は、まるちゃんのおじいちゃんだけではなく、おそらく、年の多い人がよく使いそうな表現ですが、全員使うわけでもありません

さらに、何歳から使うとか、男性だけがこれを使うという決まりも特にありません

「まる子~」と「まる子や~」に意味の違いがあるかもわからず、使う人は使っているはずです

言葉遣いというのは、経験からわかるものや、その場の状況からどれを使うのがふさわしいのかを瞬時に見極めて口から出てくるものなので、教えられたからできるというわけでもないと思います

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2013年が始まる時、「今年はボキャブラリーを増やす」ということをレッスンの一番大きな柱に決めて、一年間取り組んできました

もうすぐ今年も終わりますが、「信号機」「壁」「救急車」などの名詞に関しては、かなり多くを導入することができたかなと思っています

来年以降の課題は、動詞や形容詞などの品詞をどうやって、生徒さんが使えるまでになるかを考えることです

最近何となく気が付いたことは、「言葉の定義を知っているだけでは使えない」ということです

日本語の辞書で調べると、日本語的な感覚で英語を使おうとするので、これはこれで少し問題です

それとは別に、英語を英語の辞書で意味を調べたとしても、その単語をすぐに会話で運用できるかというと、そうでもありません

言葉は、文や会話そのものの中でどう機能しているのかということを理解できないと、使えないのかなと考えています

というわけで、2014年は、形容詞と動詞を上手に導入するためのエクササイズを作ることを、課題にする予定です

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最近始めたレッスンエクササイズの中に、アメリカのお金を数えるものがあります

昨日はFさんがこれに挑戦しました

Fさんは一ヵ月前、オーストラリアに旅行へ行ってきたばかりで、そこではオーストラリアのお金を使って買い物をしたりバスや電車に乗っていたそうです

オーストラリアの旅行中、Fさんはお金を何度も支払う経験をしたので、OFFBEATのレッスンでアメリカのお金を数えることも簡単にできるだろうと考えていたみたいですが、実際にやってみたら、「はやく計算ができなかった」とレッスン後に話してくれました

アメリカとオーストラリアは、どちらも「ドル」という単位でお金を表すのは共通していますが、見た目は異なります

そのちょっとした違いだけで、Fさんは少しだけパニックになったということです

Fさんが昨日経験されたことからもわかりますが、人は、物を認知できる程度のレベルでは、実践ではまだまだ早く対応できないということだと思います

やっぱり、体を使ったリハーサルを反復しない限り、「使う」レベルには到達しないのだろうと僕は考えています

これを考えると、普段僕はダイハツのミラを運転していて、車の運転には慣れているはずですが、いきなりベンツを運転させられたら、少しパニックになるのかなと想像してしまいました

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