土曜日の夕方から、カフェ369(みろく)さんで「英会話レッスン体験会」を行いました
OFFBEAT英会話教室を始めてから、教室以外の場所で英会話レッスンをやるのは、僕の記憶の中ではこれが初めてです
自分の教室も、なるべく生徒さんがリラックスできるように環境を作ることには努めているつもりですが、本物の「カフェ」という環境(特にカフェ369さんは窓から山や畑が見えます)はリラックス度が更に増すと感じました
美味しいコーヒーを飲みながら、のんびりレッスンができるのもいいなと思います
レッスンの内容は、OFFBEATのコンセプト、「片言でもいいから会話を前進させる」を元に作られています
今回参加された方がレッスンを気に入ってくださり、次のレッスンにも予約を入れていただきました
ということで、これから毎月第一土曜日の夕方は、カフェ369さんへ出張レッスンをしに行きます
レッスンの内容に連続性は特にないので、「一回参加してみようかな~」という方も大歓迎です
次回のカフェ369さんでのレッスンは、9月7日(土曜日)の17:00~を予定しています
沢山の方のご予約をお待ちしています
昨日のレッスンで、Sさんに変化が見られました
とても大事な変化です
全てのエクササイズを終えて英語での雑談の時間が15分ほどあります
生徒さんは自分の言いたいことを頭の中で一生懸命に考えて言葉を出そうとするので、時には沈黙の時間が長くなります
特に、英語で会話をしているときでも、日本語の方が優位になって頭の中で作る文が日本語の文になることは、仕方がないことです
あまり英語の語彙力がなくて、頭の中でできた日本語の文を上手く英語に変換することができずに、沈黙の時間がより長くなってしまうのは、多くの日本人が経験していることだと思います
僕は生徒さんに、頭の中で話したいことを絵にして、それを直接英語にする意識が必要だと話しています
重要なのは、もし頭の中で先に日本語の文が出来上がってしまったとき、無理にその日本語を文字通りに英訳しようとしないことです
日本語でできた文と少しくらいニュアンスが違っても、自分が使える英語に言いかえる工夫ができるようになれば、沈黙の時間を短くすることができます
昨日のレッスンでSさんが、沈黙の時間を短くする工夫をしたことがわかったので、これはSさんの成長だと僕は感じました
Sさんが約3ヶ月ぶりにレッスンに復帰しました
レッスンの中で、Sさんがパナマ共和国に興味があるという話になり、僕はパナマに1年住んだ経験があったので、パナマがどんな国かを話しました
レッスン後に、英語で書かれたパナマのガイドブックをSさんに貸しました
写真が沢山ついているので、パナマのイメージを膨らませる意味では、とてもいい本です
英語の説明の部分も、興味のあるページがあったら目を通してもらえればと思います
僕が生徒さんによく話すことですが、英語が上達することを目標にせずに、英語で何をしたいのかを考え、そのやりたいことにどんどん英語を通して取り組んでもらいたいと伝えます
英語力はそれの継続で身に付いていくものだと僕は信じています
Sさんがあの本に夢中になったとしたら、それは、Sさんの英語力がさらに伸びる兆しがあるということです
言語を身に付けるときに、小さい子供と大人の大きな違いの一つは、羞恥心だと僕は考えています
子供は、小さければ小さいほど、大人よりも羞恥心はかなり低くなります
僕の娘が先日、消防署の前を車で通りかかったときに、止まっていた消防車の数を数えました
「いち、にい、さん、しい、ごお・・・」、「ごっつだね~」と言いました
「いつつ」という言い方を知らないので、「ごっつ」と言ったようですが、僕と妻が笑いながら「いつつって言うんだよ」(消防車なので、本当は「5台」ですが)と教えると、娘は「ふぅ~ん」みたいな感じで、間違いを笑われたことや正しい言い方などには興味がないようでした
大人だったら、笑われたことを気にするでしょうし、間違った言い方をしたことで委縮する人も多くいるはずです
「いつつ」という言い方をすでに忘れている娘はきっと、また何かを数えた時に、何のためらいもなく「ごっつ」と言うでしょう
外国語を学ぶときに大切なことの一つに、一つの言葉がどのような意味合いを持っているかを知ることがあります
例えば、日本語で人に話しかけるときに、親しくない人や目上の人に対して「おい」と読んだら、「お前は何様だ?」と言われてしまうでしょう
自分が社会の中でどの位置にいるかによって、言葉を選ぶ必要があることは、多々あります
僕がアメリカの短大に留学して驚いたことは、生徒が教授を下の名前で呼んでいたことです(先生によっては、「プロフェッサー・・・と呼んでください」と言う人も、もちろんいます)
僕が生徒さんに、「ヘイ、たくま~」と呼ばれるのと同じ感覚です
これには、英語を学んだというより文化を学んだ感じで、さすがに慣れるまでは、先生を下の名前で呼ぶのに少し抵抗がありました
言葉の選び方は、教わって知ることもあるかもしれませんが、「こういう時にはこの言い方をしなければ」という先入観が入ることにもなります
やはり、自分の周りの外国人がどんなときにどのような言葉の選び方をしているのかを、じっくりと観察することがとても重要だと僕は思います