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なぜ連想の訓練をやるのか
OFFBEAT英会話教室では、レッスンの中でほぼ必ず、連想の訓練をします。
お題の単語を僕が決めて、生徒さんが、もしくは生徒さんと僕と交互に、お題の単語から連想できる言葉を言っていきます。
なぜ連想の訓練を沢山やるのかというと、「英会話のメンタルを作る」ためです。
バンバン話せるように強いメンタルを作るという意味もありますが、連想の訓練では違う意味合いがあります。
連想するということは、お題に関することで自分の知っていることを言うことであり、そこには正解や不正解がない曖昧さがあります。
その曖昧さのおかげで、生徒さんは思ったことをどんどん言ってくれるようになります。
英語のテストには正解か不正解があり、そこに点数がつけられます。
英語を勉強することやテストで高得点をとることに慣れ過ぎている人は、会話になったときにどうしても「正しい英文」を頭の中で作る癖ができてしまいます。
連想の訓練は、そういう癖がついている人でも、「これでも通じる」という柔軟な考え方を、少しずつ身につけるのに役立っているのです。
メンタルのもう一つの意味とは、柔軟な考え方のことです。
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現在の自分の英語力で・・・
T君は現在、中学3年生で、静岡ジムラッツというバスケットボールのクラブチームに所属しています。
今度の日曜日の練習に、アメリカから特別コーチが来てくれて、教えてもらえるそうです。
それに関して、T君から僕に質問がありました。
「自分のポジションはポイントガードで、身長はそんなにないなかで、どうやって戦っていくべきか」というのをその特別コーチに質問したいけど、英語でどうやって言えばいいかということでした。
僕は試しに、今の自分の英語力だけで質問するとしたら何ていうかをT君に言ってもらいました。
“My position is point guard. I am short. What I do?”と、このように言いました。
これに対して僕はT君に、これでも少しはコーチにT君の言いたい事は通じるはずだから、今の自分の英語力で勝負するべきだと伝えました。
T君は将来、アメリカでバスケットボールをプレーすることを目標にしています。
ならば、今彼に身につけてもらいたいものは、完璧な英語力ではなく、自分の英語力で相手とコミュニケーションをどんどんとっていけるメンタリティーなんです。
これができれば、いずれ英語力は向上するでしょう。
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命令のエクササイズ
今年始めたエクササイズで、生徒さんと僕が交互に命令をしてその通りに体を動かすものがあります。
“Stand up.”と言われたら立つ、”Put the gun down.”と言われたら銃を置く、”Skip through the meadows.”と言われたら野原をスキップする、というような具合です。
約1年間これをやってきて、生徒さんにちょっとずつ変化が出てきた部分が、会話の中で使える動詞が増えてきたことです。
袖をまくると言いたいときに、roll upという表現が自然に出てきたりしているのは、この命令のエクササイズの効果が少し出てきた証拠だと考えています。
これらの命令の表現は、レッスンの中で使う会話やスピーチの教材などに出てくる表現から取って来たものなので、命令の練習をするだけで、同じ表現を会話などで耳にしたときに認知しやすくなる利点も発見しました。
このエクササイズは、今後もさらに増やしていき、「知っている」そして「使える」表現として身につけてもらえるようにしていきたいです。
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できるようになってから理解する
僕は娘の算数を教える時、ドリルの答えをそのまま写すように言う時があります。
娘は、「先生が答えを見て書いちゃダメだって」と言いますが、とりあえず写させます。
理由は、まだ頭の中にやり方が定着していない問題は、どれだけ考えても答えは出せないからです。
昨日は、25×36を工夫して計算する問題をやっていました。
今までであれば、ひっ算をして答えをだすやり方をしていましたが、最近学校でやっている「工夫」とは、、
25×36=25×4×9=100×9=900
の様に計算する方法のことです。
娘はなぜ36をわざわざ4×9にしなければいけないのかがわからなかったので、ずっと考えたままその問題で止まっていました。
実際は、ほぼ思考停止の状態だったはずです。
似たような問題の答えを見ていくうちに、25×4=100になることがわかり、先ほどの謎が解けたわけです。
理解することとできることは別です。
先にできるようになってから理解したほうが、しっくりくるものは沢山あります。
英文法もその一つ。
軽く説明してすぐに問題を解かせるより、正解例を沢山与えていくうちに、「あっ、そういうことか」と自分で気づかせるやり方のほうが、効率的だと僕は思います。
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