Iさんはまだ英会話を始めて間もないですが、1分間スピーチに挑戦してもらっています

昨日のレッスンでもやったのですが、本人としては自分の発した英語がどれくらい通じるのか、これで大丈夫なのか心配していました

僕はそれを聞いて、Iさんのスピーチをほぼ全部理解できたと伝えました

正しい文で言えば相手に通じるかと言えば、それだけではなく、声のトーンやジェスチャーなどの要素が上手く入っているから通じるはずです

僕が、まだ生徒さんのレベルが初級のうちからスピーチなどの練習を入れているのには、意味があります

片言でも「自分の言葉で発する」という経験が沢山必要なんです

最近は「子供が母国語を身に付けるのと同じ方法で大人も英語を身に付ける」というようなメソッドを、本や雑誌などで度々目にします

もしこのメソッドがいい方法ならば、大人も片言で発する期間というのを経ることは避けられないということです

片言で話すことを英会話を習っている人自らが進んでできるか、片言で話させる機会を先生は生徒さんに沢山与えられるか・・・

これは、とても重要な部分だと僕は思っています

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Tさんは、かなりの速さで英語力が伸びている生徒さんの一人です

これから更に彼女にとって必要になってくるものは、会話の中で細かいニュアンスまで表現できる語彙力と、英語圏の文化や習慣をより多く知ることです

文化や習慣を知るということは、英語的な言いまわしを知ることともつながってくると僕は思っています

やはり、やるべきことは、大量のインプットと、それを真似る練習の積み重ねでしょう

今週の土曜日にOFFBEATでイベントをやるのですが、これを中心に進めてみるつもりです

やりたいことは山ほどあるのですが、欲張らずに生徒さんそれぞれに対して、学ぶべきことの優先順位の高い順にコツコツと練習を積み重ねることがとても重要です

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今日は近所の中学校へ授業を見学させてもらいに行ってきました

もちろん、観たのは英語の授業です

ipadを大型テレビに接続して、そこに生徒それぞれが準備した写真を画面に出し、プレゼンテーションをするという内容でした

プレゼンと言っても、中学1年生なので、自分が知っている人を簡単に紹介する程度です

今日はそのプレゼンをどう進めるか、先生がお手本を見せるというところで終了しました

授業を観ていて、僕が教える「英会話」と「学校の英語」の大きな違いを僕は考えていました

英会話は相互的なものなので、「相手に対して興味を感じたことを質問する」、「相手の質問に対して、その人が欲しい情報を答えとして提供する」、この二つが基本です

これに対して学校の英語は、「私は~です」のような「自分から発信する」ということを基本と考えているような気がしました

僕が観させてもらったのは、たった1時間の授業だけなので、実際はもっと違うことをしているかもしれません

教え方に、何が正しいというものはありません

それぞれの目的があって教えているので、習った人の得るものが違うという、それだけです

僕としては、普段1対1で英会話を教えているので、学校のように大勢を相手にどう教えているのかというのを見させてもらったことは、とても良い勉強になりました

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Tさんがレッスン後に、こんな質問をしてくれました

週末にやったことを家で英文にしてみたのだけど、文として正しいかどうかを見てほしいとのことでした

文としてはとてもよくできていました、だけど、この文をそのまま会話の中で使ったとしたら、聞いている相手はTさんが書いてあるものを棒読みしているか、セリフとして覚えた文を言っているように感じるだろうと、僕はTさんに伝えました

ここが、会話とその他の違いだと思います

「私は9時から映画を見るためにセノバに行きました」のような文は、会話だと、なぜだか硬く感じます

スピーチでこれを言うのであれば、まだ自然に聞こえるかもしれません

話し言葉は文字にしてみると、文法的にもおかしいところは沢山ありますし、自分でその場で作ってしまった単語を入れても、相手には通じるものです

なので、文を作る練習というのは会話の役に立つかもしれないが、その文をそのまま暗記して言うばかりだと、ロボットが話しているように聞こえてしまうこともあるし、文を作れなかったときに頭がパニックで単語すら出てこなくなってしまう可能性があるということも、Tさんに話しました

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娘は寒さを感じたときに「さみしい」と表現します

実際にはサ行を上手く発音できてないので、「ちゃみちい」と聞こえます

今朝、娘が着替えながら「さみしい」と言った時に、思いました

娘が「さみしい」と言ったときは「さむい」という意味で言っているというのを、なぜ僕と妻は理解できたのか?

服を脱いで体を震わせながら「さみしい」と言っているのを何十回も見ているので、言葉と状況が徐々につながって「言葉の意味」が理解できるようになったのだと思います

子供はそうやって「発音」と「状況」をマッチさせながら言葉の意味を理解し、運用できるようになっていくはずです

大人になったら英語を学ぶときに英語の単語の意味と日本語の単語の意味を照らし合わせながらやらないと学習できないと思っている人は多いと思いますが、大人にも子供が言語を習得するのと同じようなやり方で習得する能力はあると僕は感じました

小さい子供が何を言っているか多くの大人にはわからなくても、親はしっかりと理解できているということは、大人にも発音と状況をマッチさせながら言葉を理解することができるからだと思います

来年のレッスンから、初心者でも英語だけに1時間どっぷり浸かれるように、更に工夫しながら今から準備しようと思いました

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